ゲーム実況者＆配信者であるあっきぃ、まぜ太、ぷりっつ、ちぐさくん、あっと、けちゃによる6人組ユニット・AMPTAKxCOLORS（あんぷたっくからーず）が、2024年3月20日にリリースしチャート2位を獲得した1st シングル「RAINBOWxPATROL」を携え、『AMPTAKxCOLORS 1st LIVE TOUR 2024 RAINBOWxPATROL ～ 踊れ！彩れ！ドレミファンタスティック☆個性暴走大事件！ ～』と題した初のライブツアーを3月に開催。昨年、東京・TOKYO DOME CITY HALLにて開催した2ndワンマンライブ全３公演満員御礼に続き、今回の東京・愛知・大阪を巡る初ツアーもチケットは全9公演SOLD OUTとますます勢いに乗る6人、色とりどりな個性もグループ力も増した姿を堂々見せてくれた。ここでは、4月2日に大阪・Zepp Nambaにて行われた最終公演の模様をお伝えする。
期待高まるオープニングムービーに続き、「RAINBOWxPATROLスタート！」という一声で、パトカーのサイレンが鳴る中、赤いサーチライトが飛び交う場内。白シャツにそれぞれのメンバーカラーネクタイを締め、サスペンダーパンツを合わせた“ポリス衣装”をまとったあっきぃ、まぜ太、ぷりっつ、ちぐさくん、あっと、けちゃがステージに現れると、大歓声が上がる。幕開けを飾るのは、最新シングル表題曲でありライブタイトルにもなっている「RAINBOWxPATROL」だ。＜もう逃がさない＞とピストルポーズをきめる6人に、悲鳴にも似た歓声を上げるリスナー。「各地のリスナーをパトロールするように、しっかりと触れ合っていきたい」というメンバーの強い想いがタイトルににじむ初ツアー、最終公演となるこの9公演目は、ツアー初日にキレッキレだなと感じたラップもダンスも輪をかけてキレッキレじゃないか。
それぞれのキャラクターが際立つ自己紹介ラップナンバー「AMP-ATTACK!」、リスナーの全力コールが響いた「チートパッション！」とたたみかけ、「熱量すごいね！」「熱い！」と興奮を抑えられない様子のメンバー。ツアーを通して、メンバーとリスナーの一体感も増すばかりなのだ。
ミラーボールの反射光がきらめく中、“爆イケ”な私服風衣装に着替えた6人が夜の世界へといざなったのは「Club A×C -歌舞伎町店-」。メンバー全員が＜ナンバーワン＞候補、＜ガチでハマ＞って太客になるしかない。かと思えば、“A”“B”“C”“D”“E”“1” のアルファベット＆数字バルーンをメンバーそれぞれがひとつずつ持って歌った「ABCDEかんじ」、「スキスキ星人」では客席に向けて手を振ったりハートマークを投げたりと、かっこいいとかわいいの振り幅に翻弄されるのも、また楽しい。
「RAINBOWxPATROL」TAK盤収録で今ツアーにて初披露となった「SHE'S SOO HOT!!」、すとぷりの「GO GO CRAZY」と、歌もダンスもガラっとオトナモードで魅せたのはちぐさくん、あっと、けちゃ。いっぽう、AMP盤収録でこれも今ツアー初披露となった「わんぱクエスト～平和×征服×お宝～」、Mrs. GREEN APPLEの「青と夏」と、賑やかに爽やかにフロアを沸かせたのはあっきぃ、まぜ太、ぷりっつ。TAKチームとAMPチームに分かれてみれば、グループともソロとも異なる鮮やかな色彩を放つのがAMPTAKxCOLORSだ。
AMPTAKxCOLORSのライブ恒例、リスナー参加型企画『AMPTAKxCOLORSのことならわかるよね？ 職務質問!! ABクイズ』では、不正解のちぐさくん、ぷりっつ、あっとがヘリウムガスを吸ってイケメンセリフを言うことに。あっきぃ、まぜ太、けちゃのナイスアシストを受けながら面白ハイトーンになってしまったちぐさくんの「俺と結婚してや」、ぷりっつの「俺にひざまずけ」、あっとの「逃がさねーぞこら」、その破壊力といったらなかなかのものだった。
警官組のぷりっつとちぐさくんに追われた脱獄囚のあっきぃ、まぜ太、あっと、けちゃが追い詰められた末に警官にスカウトされる!?というまさかの展開を見せたショートアニメをはさみ、それぞれのキャラクターに合ったブラック衣装に身を包んだ6人がスタンドに立てた“ガイコツマイク”で情感込めて歌ったのは、「Melting Love」と「冬の大三角」。歌声をていねいに重ねてつなげていったラブソングには、6人の誠実さもにじんでいたように思う。
ちぐさくんのフィンガースナップをきっかけにステージが明るく照らされ、艶やかな歌声にも指先までしなやかなダンスにも色気があふれた「NUDIE...」。＜We AMPTAK！We AMPTAK！＞というリフレインが初日公演よりいっそうパワフルに感じられた「AMPTAKxCOLORS」。さらに、すれ違いざまのさり気ないハイタッチにもメンバー同士の絆が見えた「One Week Love」、6人それぞれの華やかな見せ場や、ギュッと寄って肩を組む姿、大きな大きなメンバーコールが巻き起こった「RAINBOWxCOLORS」。気づけば、とてもとてもハッピーな本編ラストを迎えていた。
黒地にそれぞれのメンバーカラーでプリントされたロゴが映えるツアーＴシャツを着て6人がステージに現れたアンコールでは、重大発表がされるというサプライズも。株式会社STPR所属と、2024年夏にAMPTAKxCOLORS史上最大規模でのワンマンライブ開催が決定したのだ。「ライブが決まったっていうことはみんなにまた会える、最高じゃん！」と喜ぶ6人は、「支えてくれるみんなのおかげで新しいチャレンジができます、ありがとう」とリスナーに感謝し、今後もメンバー同士支え合いながら挑戦し続けていく決意をあらためて表明。その表情は、とても頼もしかった。
＜色とりどり＞な6人にどうしたって＜惚れ惚れと＞してしまう「恋うらら」。学園祭色全開、＜なんだっていい 全員が主役だ！＞と6人が最高の笑顔を見せた「ぶんぶぶんぶぶん」。胸躍る2曲を届け、最後はきっちりとしたバンド紹介！自分たちの楽しいとリスナーの楽しいに真っ直ぐ向き合い、まさに有終の美を飾った6人である。次なるステージは、史上最大規模のワンマンライブ。きっと、AMPTAKxCOLORSが忘れられない夏にしてくれる。
※リスナー＝ファンの総称
文＝杉江優花
撮影＝林晋介
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