マンチェスター・シティを率いるジョゼップ・グアルディオラ監督が、イングランド代表FWフィル・フォーデンスペイン代表MFロドリに称賛を送った。4日、イギリス紙『デイリー・メール』やスペイン紙『アス』が同監督のコメントを伝えている。

 プレミアリーグ第31節が3日に行われ、マンチェスター・シティアストン・ヴィラが対戦した。試合は、立ち上がりの11分にロドリの得点でマンチェスター・シティが先制。20分にアストン・ヴィラから追いつかれたものの、前半終了間際にはフォーデンが直接フリーキックを沈めて勝ち越しに成功する。1点リードで迎えた後半も、62分と69分にフォーデンが追加点を挙げ、4-1でマンチェスター・シティアストン・ヴィラを下している。

 昨年12月に敵地『ヴィラ・パーク』にて行われた前回対戦では、スコアこそ0-1だったものの、シュート数2本、被シュート数22本という内容で完敗を喫したマンチェスター・シティ。試合後のインタビューに応じたグアルディオラ監督は、「『ヴィラ・パーク』で戦ったときよりも良かったのは確かだ」と今節を評価し、「多くのチャンスを作り出し、主導権を握っていた」と勝因を分析した。

 また、ハットトリックを記録してチームを勝利に導いたフォーデンについては、「自分のやりたいことを何でもできるトッププレーヤーだ」と称賛。「彼はオープンマインドで、それでも物事に集中しなければならず、時には守備で何をすべきか気を取られることもある」と課題を述べたものの、「でも彼には天性の才能がある。中央のポジションにいるときの彼は本当に特別だ」とフォーデンを褒め称えている。

 さらに先制点をマークしたロドリに対しても、「彼のポジションでは最高だ」と絶賛。「彼は何でもできる。ゲームを読むクオリティーがあり、正しいメンタリティーを持ち、常に準備ができている。ロドリはトップのトップだ。他のチームには彼のような選手はいない」と述べつつ、「ロドリは多くのことに長けている。存在感があり、フィジカルもある。彼はとても完成されている。彼はシティにとって信じられないような契約だった」と自身の見解を示した。

アストン・ヴィラ戦でゴールを挙げたフォーデン(左)とロドリ(右)[写真]=Getty Images