大谷のサインはアビラにとって大事な思い出になったようだ(C)Getty Images

 スーパースターの“神対応”に相手投手も大喜びだ。

 現地4月3日(日本時間4日)、ジャイアンツの地元紙『San Francisco Chronicle』で記者を務めるスーザン・スラッサー氏は、自身のXを更新。先日のドジャース戦で大谷翔平から三振を奪ったルーキー右腕ニック・アビラがその後、日本の偉才からサインをもらい、感激を口にしているという。

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 現地1日(同2日)、本拠地のジャイアンツ戦に「2番・DH」としてスタメン出場した大谷は、第2打席で3試合連続安打となる右翼線への二塁打を放つなど、4打数1安打1打点をマーク。ただ7回の第4打席では、4番手のアビラと対峙すると、カウント1―2から真ん中高めのフォーシームにバットが空を切り、空振り三振を喫した。

 一方、初登板のアビラにとっては、これが記念すべきメジャー初の奪三振だ。その相手が大谷となり、試合後に本人は、「かなりクールだ」と心境をコメント。さらに、スラッサー氏のX投稿では、「彼(アビラ)はボールを持っており、もしオオタニがそれにサインをしてくれたら名誉なことだと語っている」とも報じられていた。

 そして願いは現実のものとなる。2日後、再びXを更新したスラッサー氏は、「オオタニがアビラのメジャー初となる三振球にサインした」と続報。 「かなりクールだ」と再び喜びを語ったジャイアンツの26歳は、記念球へのサインがよほどうれしかったようで、「親しい友達5人くらいにその写真を送った」とも話しているという。

 また、続く投稿でスラッサー氏は、「初の三振をショウヘイから奪って興奮しない若い投手なんていないだろう」と記述。「ここでサインをするオオタニはプロ中のプロだ」と続けており、アビラ本人だけでなく、ライバル球団の地元記者も大谷の“神対応”に魅了されていたようだ。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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