ウェザーニューズ4月3日に、「第九回桜開花予想」を発表した。最終回となる「第十回桜開花予想」は、4月17日の発表を予定している。

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●最終回は4月17日に発表



 2024年における桜(ソメイヨシノ)の開花は、3月23日に高知からスタートして先週から今週にかけては西日本と東日本で開花ラッシュとなった。

 東京では、平年より5日遅く、2023年よりも15日遅い3月29日に開花を迎え、西日本と東日本では平年並~平年より遅い開花を迎えたところが多い。

 4月2日には仙台で開花するなど、桜前線は東北南部を北上しており、これから開花を迎える北日本では平年よりも開花が早まる見込みとなっている。来週には東北北部で開花し、同社は北海道での桜が咲き始めを4月下旬からと予想する。

 現在、九州や中国・四国から桜が見頃を迎え、今週はすでに開花した西日本と東日本の各地で満開ラッシュが見込まれる。

 同社が行っている「桜のつぼみ調査」では、先週後半から今週にかけて季節が進んだような暖かさとなった影響によって、つぼみの生長が一気に進んだことが明らかになった。西日本と東日本では「花びらが見えた」「花の軸が伸びきった」といった開花秒読みのつぼみの割合が大きく増え、開花を迎えたものも多くなっている。

 北陸や甲信、東北でも「先がピンクに」以上のつぼみの割合が増加し、先週は週後半から暖かくなって特に週末は25℃を超えて夏日となったところもあったことから、各地で開花に向けたつぼみの生長が加速したと考えられる。来週にかけても暖かい日が多くなるので、生長や開花がさらに進んでいく見込みとなっている。

 北海道では「先が黄色に」以上のランクに変化したつぼみが1割に達し、これからさらに生長が進んでいくと思われる。

 同社のアプリやウェブサイトの「さくらCh.」では、全国1100カ所以上のお花見名所における開花・満開予想を確認できる。
ウェザーニューズが「第九回桜開花予想」発表、西・東日本の桜は満開ラッシュに