お笑いコンビ"ウーマンラッシュアワー"村本大輔の真実に迫った3年間を記録したドキュメンタリー映画「アイアム・ア・コメディアン」が、7月6日から公開される。ポスタービジュアル、場面写真が披露された。

【フォトギャラリー】「アイアム・ア・コメディアン」場面写真

政治的な発言をきっかけにネットで炎上し、ついにはテレビから消えたお笑いコンビ"ウーマンラッシュアワー"村本大輔。テレビに居場所を失った村本は劇場、ライブに活路を見出し、自分の笑い"スタンダップコメディ"を追求する。本場アメリカへの武者修行、韓国での出会い、パンデミックの苦悩、そして知られざる家族との関係。世間から忘れ去られ、それでも人生をコメディに捧げ続ける芸人の、3年間を追った真実の記録。嫌われ芸人、炎上芸人と揶揄されるなど、アンチも多数存在する村本だが、ミュージシャンやタレントが政治的な発言をするとメディアから消えることがある――そんな問題提起をする作品だ。

監督は、日本で生きるクルド人の青年を5年間にわたって取材し、クルド難民の実態を切り取った「東京クルド」(21)で知られる新鋭ドキュメンタリスト、日向史有。「なんてお笑いに一途な男なんだろう。それが芸人・村本大輔に対する私の印象だ。最初の撮影地はニューヨークコメディ修行に打ち込む村本さんに圧倒された。アイデアを思い付くと道端に座り込んでメモを取り、レストランでは店員相手に英語でネタを試す、毎晩コメディクラブに立ちネタを磨く。そして日本に帰ると全国を回り年間およそ600ステージをこなす。映画は、そんな人生をコメディに捧げる彼の熱と純粋さの結晶です」とコメントしている。

7月6日からユーロスペースほか全国順次公開。

村本大輔の3年間を追ったドキュメンタリー (C)2022 DOCUMENTARY JAPAN INC.