俳優の山崎賢人(※崎=たつざき、29)、染谷将太(31)、奈緒(29)が4日、都内で行われた映画『陰陽師0』(19日公開)のジャパンプレミアに出席。山崎と染谷のバディ感について語った。

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 安倍晴明生誕1100年を記念し、夢枕獏氏『陰陽師』シリーズ(文藝春秋)を映画化。学生時代の晴明(山崎)が源博雅(染谷)から徽子(よしこ)女王(奈緒)を襲う怪奇現象の解決を頼まれ、平安京を巻き込む凶悪な陰謀と呪いが動き出す呪術エンターテインメントとなっている。

 山崎と染谷のシーンは、緊迫した場面が多かったが、山崎は「2人ともペースや空気感がいい感じにゆっくりリラックスした感じでした。ゆるく撮影できてすごいいい時間だったなと思っています」とにっこり。染谷も「メリハリがありましたね」と共感し、「最高でした。賢人くんがすごくリラックスして現場にいてくださるので、自分もリラックスできて、自然にお芝居に入ることができました。楽しかったし、居心地よかったし、あっという間の3ヶ月でした」と充実感をにじませた。

 撮影前には、山崎、染谷、佐藤嗣麻子監督の3人でワークショップをしたそう。博雅と晴明を入れ替えて芝居をしたそうで、山崎は「染谷くん晴明の良さを盗みました。楽しかったです」と回想。佐藤監督は「ワークショップを重ねることで2人の間合いがつかめたんじゃないかなと思います」とうなずいた。

 そんな2人のバディ感を間近に見ていた奈緒は「本当にうらやましいなと思うくらい2人の息がぴったりですてきだなと思っていました」と太鼓判。「晴明のクールさと博雅のチャーミングさが、一緒にいることでより際立っていてすてきだなと」と期待を高めた。

 また、イベントでは今作に登場するキャラクターを相棒にするならだれを選択するか応えることに。山崎は「やっぱり博雅ですかね。心で動いている人なので。博雅の気づかぬうちに動いている感じが好き」と伝えた。染谷も「晴明ですよね」と即答。「守ってくれるし、至れり尽くせりなので、ずっと斜め後ろに立っていたいです」と思いの強さを語った。

 イベントには、山崎、染谷、奈緒、佐藤監督のほか、板垣李光人、國村隼、北村一輝、小林薫も出席した。

山崎&染谷のゆったりなバディ感について語った奈緒(左) (C)ORICON NewS inc.