笑福亭鶴瓶藤ヶ谷太輔が、都内で行われた『A-Studio+』(TBS系/毎週金曜23時)囲み取材会に出席。藤ヶ谷が鶴瓶への尊敬の気持ちを明かした。

【写真】鶴瓶直筆の取材資料公開!

 本番組は「Actor(男優)」「Actress(女優)」「Artist(アーティスト)」「Athlete(運動選手・アスリート)」で注目の人、旬の人の素顔に迫るトーク番組。通常、ゲストを迎える多くの番組は番組スタッフが事前にゲストと打合せを行い、トーク内容(台本)を構成しているが、ダブルMCの鶴瓶と藤ヶ谷がそれぞれゲストについて自ら事前取材を敢行。スタジオ収録はMCの2人がゲストと事前打合せなし、トーク台本なしで行う。番組は今春15周年を迎え、4月5日放送から16年目に突入する。

 鶴瓶と藤ヶ谷はMCとしてタッグを組んで今年で5年目。藤ヶ谷は「自分も参加させていただいたときは、いつまでかということも全然聞いていなかったので、長く続けさせていただいてすごくうれしい」と喜び、「毎週目の前でべーさんの人間力をすごく学ばせていただいています」と語った。

 この5年間で成長したことを聞かれると藤ヶ谷は「始めた頃はよく収録終わりにべーさんから電話をいただいた」と思い返し、「僕はアドバイスをずっと求めていたんですけど、べーさんは『何もない。自然体なところがええんや』って最初から言ってくださっていた。そこを自分の良いところだとより認識するようにしています」と回答。鶴瓶はこの番組を自然にやることは難しいと言い、「自然な空気で流していくのは非常に難しいんです。それを最初からできてるから言うことないわ、って」と振り返った。

 藤ヶ谷は「自分はしゃべるというよりは聞く力をつけたいなと思って、聞く力を意識するようにはなりました」とコメント。鶴瓶の前ではみんな心を開示するのだと話し「その空気を作り上げているべーさんは人としても素晴らしいし尊敬するから、自分もそうありたい。『あの人しゃべりがうまいね』というよりは『なぜか藤ヶ谷くんの前だと結構しゃべっちゃったな』とか」と語った。 

 今後の番組としての目標を鶴瓶は「目標はないことがいいんですよ。目標を持ってどうこうするというよりも、すーっとやり続けるのが。やらなあかんことを着実にやっていく」と告白。そこで鶴瓶は15年間取材を続けて自分で書いたという大量の資料を鞄から出した。自分がゲストとして出演した回の資料を見ると、藤ヶ谷は「これ俺のやつですか? これ欲しいです!」と目を輝かせた。

 鶴瓶は「こんなのいちいち出す必要ないんですけど、わかりにくいから出してるだけ。こんだけやりましたよ、ということではなくて、自分の記憶の中にこれだけあることが大事。何年経ったからやめようとかそんなのないんですよ、永遠に続くんですよ」と説明。鶴瓶が「はよこんなんやめたいですよ(笑)」と続けると、藤ヶ谷は「ちょっと待って!(笑)」と笑い「周年のときにそんな言葉出ることあるんですか!?」とツッコんだ。鶴瓶は「番組をやめたいとかではなくて、こういう作業を1回目からやってしもたからずっとやってるんですよ」と明かした。

 藤ヶ谷は「ご一緒するようになってから、テレビやラジオでべーさんのことを見たり聞いたりすると本当に長生きしてほしいなと思うんですよ。自分も長く近くで経験させていただきたいので」と告白。鶴瓶は「こいつこの頃そればっかりや」と笑い「この番組をほんまにやめたいわけではないんですよ、続けたい」と意気込んでいた。
 
 『A-Studio+』は、TBS系にて毎週金曜23時放送。

笑福亭鶴瓶&藤ヶ谷太輔、『A-Studio+』囲み取材に登場  クランクイン!