岡田彰布

東北楽天ゴールデンイーグルス監督の田尾安志氏が、自身のYouTubeチャンネルで阪神タイガース岡田彰布監督の采配を疑問視した。

 

■4日の阪神対DeNA戦を振り返り

田尾氏が4日に行われた阪神タイガース横浜DeNAベイスターズ戦を振り返った今回の動画。

試合は阪神タイガースが5回までに2点リード。ところが先発の西勇輝投手が6回表にピンチを招き、関根大気選手のタイムリーで1点を返される。

1アウト満塁になったところで、DeNA三浦大輔監督は代打に楠本泰史選手を起用。すると岡田監督は左の桐敷拓馬投手に交代する。

楠本選手が低めのボールを上手くセンターに返し、逆転タイムリー。このリードをDeNA投手陣が守り切り、勝利した。

 

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■田尾氏が挙げたポイントは…

試合の詳細を解説した田尾氏は「やっぱり1番気になったのは、西勇輝の交代機だったなという気がしますね」と指摘する。

続けて「結局5回3分の1、75球投げて8安打2奪三振、3失点ということで。決して悪くはないんですけれども、やられるときはポンポンとやられるタイプなので、どういうところでピッチャーを代えるかというのが、1つポイントになるところなんです」と解説。

そして「2点リードしてるなかで6回、勝ち投手の権利もある。そしてランナーが2人出た。ここがもう1番の交代期だったと思うんですよね」とコメントした。

 

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■桐敷投手は荷が重かった?

さらに「その次のピッチャーにもそんなにプレッシャーがかからない。 打たれても先発ピッチャーの負けをつけさせない。勝ちはなくなりますけれども、負け投手にはならない。 打たれたら自分が負けになる。そういう形のほうがリリーフピッチャーとしては荷が軽いんですよね」と持論を展開。

満塁で登板した桐敷投手について「あの場面で桐敷は非常に荷が重かったんではないかなという気がするんですよね」と指摘した。

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■岡田監督の采配を疑問視

岡田監督の采配について田尾氏は「それまで抜群のピッチングしている西であれば、続投は全然おかしくなかったんですが、今日のピッチング内容を見ていると、これはいつ代えるか。これが1つ大きなポイントだったと思います」と指摘。

そのうえで「今日は岡田監督には悪いけれども、ちょっと続投をさせすぎたんではないのかな。そういう気がしますね 」と投手交代のタイミングを疑問視していた。

 

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■2カード連続負け越しで最下位に

阪神は開幕カードで、昨年6勝18敗1分けカモにしていた読売ジャイアンツに負け越し。さらにDeNA3連戦も1勝2敗でカード負け越しとなり、シーズン序盤ではあるものの最下位となった。

一部タイガースファンからは今季を不安視する声も。一方で「まだ序盤」「必ず上がってくる」という楽観論も根強い。

■田尾氏が岡田監督の采配を疑問視

岡田彰布監督の采配を田尾安志氏が疑問視 「続投させすぎ…」