マンチェスター・ユナイテッドがまたしても最後の最後に崩れた。

プレミアリーグ終盤でトップ4滑り込みを目指す6位のユナイテッドは4日の第31節で11位のチェルシーとアウェイで対戦。前半のうちに0-2から追いつき、67分にこの日2ゴール目のアレハンドロガルナチョ弾で勝ち越したが、90+10分と90+11分の連続失点で3-4の敗北を喫した。

前節のブレントフォード戦でも1-0の90+9分に同点弾を浴び、逃げ切りに失敗したばかりだが、今回は逆転負けで勝ち点すら掴めず。エリク・テン・ハグ監督はイギリスBBC』でこう振り返っている。

「中立から見れば、素晴らしい試合だったことだろう。クオリティを伴ったファンタスティックなフットボールの試合だった」

マンチェスター・ユナイテッドが試合を支配したが、個々のエラーで試合を落とした。そこから学ばないといけない」

「マン・ユナイテッドの選手なら、この状況にどう対処すべきかを心得ているはずだ」

「チームのプレー自体は楽しめたし、素晴らしかった。ボールを握り、相手を支配したのだからね」

そんなユナイテッドはこれで2試合未勝利で、上積みはわずかに1ポイントしかなく、4位アストン・ビラとは残り8試合で11ポイント差。オランダ指揮官はこのチェルシー戦を含め、不安定な戦いぶりを嘆いた。

「5日間で5ポイントを落とした。それは受け入れられない。チャンピオンズリーグで戦いたいなら、高い基準を設ける必要がある」

「トップ4に滑り込めるかどうかわからない。改めて順位表を見てみる必要がある。ポイントはもっと高くつくだろう」

「こうした間違った判断は非常に残念だ。勝つべき試合を手放してしまった。チームとして対処していかないといけない」