スマートフォン(以下、スマホ)を寝る時に充電ケーブルにさしっぱなしという人は多いのではないでしょうか。しかし、実は充電にはベストなタイミングがあります。

反対に、間違った充電方法ではバッテリーの消耗を速めてしまう結果に。

そこで、株式会社NTTドコモ(以下、ドコモ)の担当者にスマホの最適な充電方法について聞いてみました。

20%前後になったら充電を!

スマホを操作している女性

※写真はイメージ

スマホの充電方法についてドコモの担当者はこう話します。

「目安としてバッテリー残量が20%前後になったら充電し、80%程度で充電を止めておくと劣化を抑えることができます。

バッテリー残量がなくなってから充電するとバッテリーが劣化しますのでおすすめしません」

0%になってから充電するのはバッテリーが劣化する原因になるとは驚きです。つい、満タンになるまで充電してしまいがちですが、80%程度で止めたほうがいいとは知りませんでした。

ケーブルを挿したままはNG

充電後にケーブルを抜く必要はあるのでしょうか。

バッテリー残量が100%の状態を長時間維持することはおすすめしません。充電が完了したらケーブルを早めに抜くことをおすすめします」

確かにドコモの公式サイトにも「電池は消耗品のため、充電しながら長時間にわたり使用すると、電池の劣化を早める恐れがあります」と書いています。

寝る時などに充電をすると、朝起きるまでさしっぱなしなんてことはよくありますが、実は逆効果だったようです。起きている時に充電するように心がけましょう。

スマホのバッテリーを⻑持ちさせる充電のコツ

木製のテーブルの上に置かれた電源ケーブル

※写真はイメージ

ほかにはどんなことに注意すればバッテリーの消耗を防ぎ、長持ちさせることができるのでしょうか。ドコモの担当者は、以下の状態になることを避けてほしいと話します。

1.充電しながらの使用

2.適正温度(0~35℃)以外の環境下での充電や保管

3.満充電状態に近い状態での保管

4.バッテリー残量のない状態での長期間放置

5.バッテリー残量が十分な状態での浅い充電の繰り返し

これらの行為は、バッテリーの性能低下や電池が膨れる原因にもなるのだそう。特に1については、知らずにやってしまっているという人も多いのでは。

正しい充電方法を実践して、バッテリーの寿命を伸ばし快適なスマホライフを楽しみましょう。


[文・構成/grape編集部]

出典
NTTドコモ
※写真はイメージ