アサヒコが3月27日に開催した発表会で新商品が紹介された。

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「豆腐バー」では「豆腐バーきんぴら大根」と「焼豆腐バー焦がし醤油」を追加する。「きんぴら大根」は、天日干し切り干し大根を使用した。たん白質に加えて食物繊維も摂取でき、シャキシャキとした食感が特徴だ。「焦がし醤油」は、表面をグリルでこんがりと焼き、香ばしい風味を加えた。

さらに、「豆腐バー」1本分を一口サイズにカットし、特製オイル調味料と和えた「ひと口サイズ サラダ豆腐」で「豆腐バー」の用途を拡大する。

ミールキットでは、「お豆腐屋さんが作ったおとなの回鍋肉」、「お豆腐屋さんが作ったおとなの麻婆茄子」を新発売した。「おとなの回鍋肉」は「大豆のお肉」とタレがセットで、たん白質を12g摂れる。「おとなの麻婆茄子」は「豆腐のお肉」とタレがセットで、たん白質を16g摂れる。2品ともに野菜を加えるだけでできあがる。

アサヒコ「お豆腐屋さんが作ったおとなの回鍋肉」「お豆腐屋さんが作ったおとなの麻婆茄子」
アサヒコ「お豆腐屋さんが作ったおとなの回鍋肉」「お豆腐屋さんが作ったおとなの麻婆茄子

〈「豆腐バー」累計販売数6,000万本を突破、具材入りは420%の伸び〉

「豆腐バー」は、2020年11月の発売以降、2024年2月時点で累計販売数6,000万本を突破したヒット商品だ。発売当初は、たん白質を効率的に摂れる商品として評価されていたが、具材入りの「豆腐バー」の台頭により、たん白質が摂れる健康的なおかずやおつまみとして、栄養に気遣った食事を摂りたい人にも支持されるようになった。

具材入りの「豆腐バー」は、プレーンタイプ以上に成長率が伸長しており、プレーンタイプは成長率123%に対し、具材入りは420%の伸びを示している。

調理には時間や手間がかかるため、総菜を購入する頻度が増えている中で、具材入り「豆腐バー」は「調理時間も食事時間も効率化した新しい食スタイルを提案している」(池田社長)と話した。

アサヒコ池田未央社長
アサヒコ池田未央社長

さらに、「豆腐バー」の用途の拡大も好調を後押ししている。新商品の「ひと口サイズ サラダ豆腐」は、レンジアップ対応商品のため、袋に野菜を入れて電子レンジで加熱するだけでアヒージョを作れるほか、サラダにトッピングしてパワーサラダにしたり、焼いて豆腐ステーキにしたり、パスタソースとして活用するなど、さまざまなアレンジができるのが特徴だ。「バジル味」と「ガーリック味」の2種を展開する。

アサヒコ「ひと口サイズ サラダ豆腐」
アサヒコ「ひと口サイズ サラダ豆腐」

2023年に発表した「ぜんぶとうふ化作戦」も続行している。「TOFFU PROTEIN」シリーズでは前菜からデザートまでラインアップし、無理せず自然に食べられることを訴求している。

〈大豆油糧日報2024年4月5日付〉

アサヒコ「豆腐バーきんぴら大根」「焼豆腐バー焦がし醤油」