チェルシーに所属するイングランド代表MFコール・パルマーが、プレミアリーグの得点ランキングで2位タイに浮上した。

 パルマーは4日に行われたプレミアリーグ第31節のマンチェスター・ユナイテッド戦に先発出場を果たすと、1-0で迎えた19分にPKを決めて公式戦4試合連続ゴールをマーク。さらに、2-3と逆転を許して迎えた90+10分にもPKから同点弾を奪うと、その直後には勝ち越しゴールを決め、4-3での劇的勝利に大きく貢献を果たした。

 プロキャリアで自身初のハットトリックを達成したパルマーは、今季プレミアリーグの得点数が16ゴールとなり、モハメド・サラーリヴァプール)やドミニク・ソランケ(ボーンマス)、オリー・ワトキンス(アストン・ヴィラ)と並んで得点ランキングで2位タイに浮上。なお、最多はアーリング・ハーランドマンチェスター・シティ)の18ゴールとなっている。

 また、今季リーグ戦で8アシストを記録しているパルマーは、得点関与数が「24」となり、イギリスメディア『Squawka』によると、欧州5大リーグの23歳以下の選手で最多を記録しているという。

 さらに、データサイト『OPTA』によると、勝ち越しゴールを挙げたパルマーのゴールが決まったのは100分39秒で、2006-07シーズン以降のプレミアリーグの試合で記録された最も遅い決勝ゴールにもなったようだ。

 劇的勝利を収めた試合後、パルマーはイギリスメディア『BBC』で「クレイジーな試合だったね。98分にゴールを決めた時はさらに行こうと思った」と振り返りながら、次のように続けた。

「どうすればいいかはわからなかった。ゴールを決めた時は走り回っていた。ハットトリックハットトリックだ。これは僕にとって初めてのことだし、本当に嬉しい。今シーズンはこれまでいくつかのPKを蹴ってきた。これからも決めていくつもりだ。PKを任せられたら外すつもりはないし、決められるようにしたい」

「僕たちが同点弾を決めた時、彼(マウリシオ・ポチェッティーノ監督)はあと2分だ、頑張れと言っていた。彼はいつも僕たちを前進させようとしてくれている。僕たちはそれに向かって行き、ありがたいことにゴールを決めることができた。これは大きな勝利だ。勢いを後押しするものだ。全員がいい気分になるもので、これを続けていきたいと思う」

 なお、今季欧州5大リーグで最多の得点関与数を記録している23歳以下の選手たちは以下の通り。

1位 24得点 コール・パルマー(チェルシー
2位 23得点 アーリング・ハーランドマンチェスター・シティ
3位 21得点 ブカヨ・サカアーセナル)、フィル・フォーデンマンチェスター・シティ
5位 20得点 ジュード・ベリンガムレアル・マドリード

ハイライト動画】チェルシーvsマンチェスター・ユナイテッド
初のハットトリックを達成したパルマー [写真]=Getty Images