中国メディアの紅星新聞によると、3日に台湾東部で発生したマグニチュード(M)7.7の地震で中国・広東省の建物が傾いたとのうわさが立った。

話題になったのは広東省汕頭市にある6階建ての建物で、最上階部分が隣の建物に接触しそうなほど傾いている。この建物の傾きが、台湾地震によるものではないかとのうわさが流れている。

地元住民によると、建物は1階部分が店舗、2階から上が住宅となっており、以前から傾きはあったものの「人が住むには問題ない」状態だった。ただ、今回の地震により「傾きがさらにひどくなった」と感じた人もいるという。

こうした声を受け、地元当局は4日に通知を発表。「この問題を非常に重視しており、すぐに専門チームを組織して現地調査を行った。各方面に聞き取りを行った結果、当該建物は1990年代にはすでに傾きが生じていたことが分かった。現在、専門部門の指導の下で安全確保のための関連作業を行っている」と説明したが、地震によってさらに傾いたかどうかなどについて言及はなかった。

中国のネットユーザーからは「もう建て直した方が良いと思う」「80~90年代のこれくらいの建物は耐震性が低い。傾きによる危険度は高い」「むしろ隣の建物に寄りかかっちゃった方が安全かもね」「もう少し傾けばピサの斜塔のように観光地になるぞ」「というか、90年代から傾いていたのに30年も住んでたの?」「よく住めるよな」といった声が上がった。(翻訳・編集/北田)

中国メディアの紅星新聞によると、3日に台湾東部で発生したマグニチュード(M)7.7の地震で中国・広東省の建物が傾いたとのうわさが立った。