田中泯と新田真剣佑が親子役で共演し、国家の裏側やタブーに切り込む社会派政治ドラマ「フクロウと呼ばれた男」の共演キャスト8人が明らかになった。

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物語の中心となるのは、あらゆるスキャンダルやセンセーショナルな事件を、時にもみ消し、時に明るみに出して解決してきた国家の黒幕、"フクロウ"こと大神龍太郎(田中)。そして、ダークヒーローさながら「道筋を正すため」と暗躍する父親とは対極な生き方で正義を掲げる大神龍(新田)だ。そんな大神家と親交の深かった次期総理候補の息子が謎の死を遂げ、龍太郎は国家の裏側から、龍は真正面から、政界に潜む巨悪の正体へと近付いていく。

新たに発表されたのは、龍太郎の家族である大神家4人と、彼を取り巻く政治家4人。夫の龍太郎をひたすら支えてきた妻・杏子役を務めるのは、萬田久子安藤政信が、幼少期から父親のパワーと存在感に憧れを抱くが、トラブルばかり起こす長男で、ビジネスマンの一郎に扮する。

また、長谷川京子が子どもふたりを育てる主婦で、一見幸せだが、いろいろな悩みを抱える長女の弓子を、連続テレビ小説らんまん」で注目された中田青渚が大神家の末っ子で、歌手・アーティストを夢見る次女の理沙子役をそれぞれ演じることになった。どんな大きな事件やスキャンダルも、裏でコントロールしてきた龍太郎が、唯一思い通りに操ることができない"家族"をいかに体現するか、期待が高まる。

一方、龍太郎の周りで暗躍する"政治家"の面々にも、豪華なキャスト陣が顔をそろえた。かつて龍太郎とは敵同士だった、次期総理候補の筆頭でもある自由新進党幹事長の竹内創役には、中村雅俊龍太郎の力で、幾多のスキャンダルを乗り越え、国を良くするために身を捧げる内閣総理大臣の渡辺しおりを、原田美枝子が演じる。

自分のことばかり考え、オモチャを欲しがるように権力も欲しがる財務大臣の西條宗介役に大友康平。政界の名家・丸山家の長男だが、政治的でも野心家でもなく、失言も多い厚生労働大臣政務官の丸山ヒロ役に益岡徹が決定した。複雑な人間関係が交差していく物語が、俳優陣の生み出す化学反応で、いかに展開するかにも注目だ。金、名声、女、権力――あらゆる欲がうごめく世界で、親子ふたりがたどり着く衝撃の結末に、期待が高まる。

フクロウと呼ばれた男」(全10話)は、デビッド・シン(「時をかける愛」)がエグゼクティブプロデューサーと脚本を務め、森義隆(「宇宙兄弟」)、石井裕也(「舟を編む」)、松本優作(「Winny」)が演出を担う。1~5話が4月24日、6・7話が5月1日、8~10話が5月8日に、ディズニープラスの「スター」で独占配信。

田中泯と新田真剣佑が親子役で共演 (C)2024 Disney