映画「オーメン」(1976年)の前日譚を描くホラー映画「オーメン:ザ・ファースト」が4月5日に公開。上映に際して、1作目「オーメン」公開当時のリチャード・ドナー監督、主演のグレゴリー・ペックらの貴重なインタビューと、最新作「オーメン:ザ・ファースト」への繋がりを明かすフィーチャレット映像が解禁。さらに、世界各国で展開されている「オーメン:ザ・ファースト」の多種多様な海外版ポスターも到着した。

【動画】リチャード・ドナー監督が「ホラーを変えた非凡な作品」と語る

■不可解な連続死事件の裏に潜んだ恐るべき陰謀

「オーメン:ザ・ファースト」は、6月6日午前6時に誕生した悪魔の子・ダミアンと、彼をとりまく人々の戦慄(せんりつ)の連続死を描いたホラー映画「オーメン」の始まりの物語となる作品。

舞台となるのは、イタリアローマに位置するとある教会。奉仕生活を始めるためにやってきたアメリカ人修練生マーガレット(ネル・タイガー・フリー)が出会ったのは、修道院に預けられた少女カルリータ(ニコール・ソラス)。彼女の周囲ではなぜか人智を超えた不自然な連続死が起こり、その元凶はカルリータにあるとされていた。

孤立するカルリータに自分の過去をみたマーガレットは、彼女を気に掛けはじめる。そこでマーガレットは偶然にも、恐怖で人々を支配すべく悪の化身を意図的に誕生させようとする、教会の恐るべき陰謀を知ってしまう。

■リチャード・ドナー監督が「ホラーを変えた非凡な作品」と語る

フィーチャレット映像は、ホラー・ブームの真っ只中である1976年、「オーメン」の、新約聖書ヨハネの黙示録」に登場する“獣の数字”=666をもとにした独創的なストーリーが話題を呼び、劇場へ駆け込む人々の様子から始まる。

孤児のダミアンを引き取るアメリカ人外交官を演じた主演のグレゴリー・ペックが「オーメン」を振り返り、「人々の正気を失わせる試みでした」と明かしている。監督を務めたリチャード・ドナーが「ホラーを変えた非凡な作品。着想が実に見事でした」と映像内で語っているように、ショッキングな死の描写、上質なドラマ作品のような格調を両立させた奇跡の傑作として、今も多くの人々に愛されている。

当時“恐怖で席を立つ”“異常な興奮”とまで評されたその名作ホラーの“はじまり”の物語を描くのが、「オーメン:ザ・ファースト」となっており、製作を務めたキースレヴィンは「『オーメン』ファンにも垂涎のものでしょう。初めて観る人もきっと戦慄するはずです」と話していた。

さらに同映像内では、初代「オーメン」で大きな反響があった衝撃的なシーンの数々も収められている。

■最新作の恐怖の世界観を表す9種の海外版ポスターが解禁

また、あわせて「オーメン:ザ・ファースト」の海外版ポスター全9種が解禁。ダミアン誕生につながる物語の奇妙な世界観はそのままに、1976年のデザインからインスピレーションされた主人公・マーガレットの顔が暗闇の中に赤く映るものから、悪魔の数字666”が炎で表現されたもの、悪魔のものと思わしき複数の手が女性に伸びているもの、映画の舞台となる教会が連想されるステンドグラス調で、赤ん坊が人々にあがめられているように見えるものなど、多種多様なビジュアルのポスターとなっている。

映画「オーメン」のフィーチャレット映像と海外版ポスターが解禁/(C)2024 20th Century Studios. All Rights Reserved.