キャンプや旅行の際、荷物の収納に困っていませんか?そこで活躍するのが「ルーフラック」。しかし、自分に合うものがどんなものなのか、種類が多過ぎて選ぶのに苦労してしまうものです。この記事では、そんな悩みを持つ方のために、現役ファミリーキャンパーの筆者が2024年最新のルーフラック15選を紹介します。選び方のポイントから、人気メーカーの特徴、さらには使い方の注意点まで徹底解説します。この記事を読めば、あなたにピッタリのルーフラックを見つけていただけるはずです。
ルーフラックを選ぶ際のポイントは、大きく以下の4つです。
- あなたの愛車・ベースキャリアに取り付け可能かどうか
- 『ルーフボックス』との違いを解説
- 見た目で選ぶ
- 人気メーカーから選ぶ
商品にはそれぞれ適応する車種・年式が限られており、ご自身の車に取りつけ可能な商品を選ぶ必要があります。
せっかく購入したのに取りつけ出来ないなんてことにならないよう、以下のことに注意して商品を選んでください。
公式HPなどで適合車種をチェック
ルーフラックを選ぶ前に、最初に行うべきことは、自分の車に適したルーフラックはどれなのかを確認することです。
メーカーの公式ホームページなどで、適合車種の情報をチェックしましょう。
車のモデルや年式によっては、特定のルーフラックしか取り付けられないこともあるので要注意。
例えば『INNO』というカーキャリアメーカーのホームページでは【車種別適合表】を閲覧でき、そこから愛車の車種、年式に合う商品はどれなのか探すことができます。
適合情報を事前に確認することで、購入したものの取り付けられないというトラブルを避けることができるので、必ずはじめにチェックしておきましょう。
すでにベースがあるなら同じメーカーを選ぼう
あなたの車に、すでにベースキャリア(ルーフラックを取り付けるための基本枠)が取り付けられている場合は、同じメーカーのルーフラックを選ぶことをおすすめします。
理由は、同じメーカーの製品を選ぶことで、取り付けの互換性を確保しやすくなるから。
他メーカーのものを購入しても、取りつけ出来なければ、ベースキャリアを買い直さなくてはならないこともあります。
加えて、同じメーカーなら、ルーフラックをしっかりと固定でき、荷物を安全に運ぶことができます。
よほど商品について知識があったり、ご自身で加工したり出来ない場合は、ベースキャリアと同じメーカーのルーフラックを選ぶのが無難でしょう。
ルーフラックとよく比較されるのが、箱型で荷物をしっかりと保護できるルーフボックスです。
どちらを選ぶかは、運びたい荷物の種類や量、どこまで安全性を求めるかによって異なります。
それぞれのメリット、デメリットは以下のとおりです。
メリット | デメリット | |
---|---|---|
ルーフラック | ・多様な荷物サイズや形状に対応 ・積み付けの自由度が高い |
・雨など天候による荷物の損傷リスクが高い ・しっかりと固縛する必要がある ・盗難リスクが高め |
ルーフボックス | ・荷物を密閉し、雨や雪から保護してくれる ・鍵付きのモデルなら、盗難の心配がない |
・限られたサイズと形状の荷物しか収納できない ・重量があるため、燃費に影響を与えることがある |
ルーフラックを選ぶ際、機能性だけでなく、車の外観にマッチするかどうかで決めるのも良いかもしれません。
もちろん愛車に適合するかどうかが大前提ではありますが、さまざまなデザインのルーフラックが存在するので、商品によって装着後の愛車の印象はかなり変わってきます。
全体の見た目を重視する場合は、好みのデザインのルーフラックを選択することも一つの方法です。
ルーフラック選びに迷ったら、信頼と実績のあるメーカーから選べば間違いはないでしょう。
TERZO、THULE、INNOは、高品質で耐久性のあるルーフラックを提供しており、多くのユーザーに選ばれているメーカーです。
それぞれの特徴を解説していきます。
TERZO(テルッツォ)
東京に本社を置く、日本のカー用品メーカー『PIAA』が手掛けるカーキャリアブランドです。
日本のメーカーということで、日本車への適合は幅広く、軽自動車に適合する商品も充実しています。
加えて、デザイン性の高い商品も数多く取り揃えられているため、若い世代から人気のあるメーカーです。
認知度も抜群で「カーキャリア、ルーフボックスと言えばTERZO」と答える方も多いのではないでしょうか。
日本車への取り付けを検討している方は、まずチェックするべきメーカーと言えます。
THULE(スーリー)
北欧スウェーデンのカーキャリアメーカーです。
最大の特長は、やりすぎというくらいの安全テストをしていることです。
独自の厳しい審査を通過した商品は、安全性と耐久性に優れているため、カーキャリアブランドにしては珍しく、製品保証があります。
それに加え、北欧らしいハイセンスなデザインも人気の理由です。
注意点は、BMWなど輸入車へは幅広く適合するものの、日本車に適合する商品が限られていることです。
特に軽自動車は、日本独自の規格なので注意しましょう。
INNO(イノー)
日本のカーアクセサリーメーカー『カーメイト』が手掛けるカーキャリアブランドです。
価格は比較的リーズナブルながら、品質が高いのが一番の魅力です。
日本のメーカーということで、ちゃんと適合する商品を選べば、ほとんどの日本車に設置できます。
デザインに関して人により評価が別れますが、気に入ればリーズナブルに高品質な商品が手に入るので、初めてのルーフラックを日本車へ設置したい方には、かなりおすすめできるメーカーです。
商品詳細はオリジナルサイトでご覧ください。
商品詳細はオリジナルサイトでご覧ください。
荷物をたくさん積めて非常に便利なルーフラックですが、正しく使用しないと重大な事故に繋がる可能性があり、注意が必要です。
主な注意点は、以下の2つです。
- 荷物が落下しないようしっかりと固縛する
- 荷物積載後の高さを把握しておく
ルーフラックに荷物を積む際は、しっかりと固定され、走行時に絶対に落下しないかどうか確認する必要があります。
理由は、荷物が落下すると後続車に大きな危険をもたらすだけでなく、重大な交通事故につながる可能性もあるからです。
専用のストラップやネットを使用し、荷物が動かないようにしっかりと締め付けて、安全に走行するよう心がけましょう。
ルーフラックに荷物を積んだ後の、全体の高さを把握することも重要です。
駐車場やトンネルなど、高さ制限がある場所を通過する際、普段問題なく通過できる場所でも、接触や事故のリスクが高まります。
キャンプの帰りに立ち寄ったお店の、立体駐車場でぶつけてしまったなどは、よくある話。
荷物を積んだ後の車の全高を把握し、走行時は常に高さを意識しておくようにしましょう。
ルーフラックの購入を検討している方から、以下のような質問がよくあります。
- ルーフラックを取りつけた状態で車検は通る?
- ルーフラックを取りつけたまま洗車機は利用可能?
結論、種類や取り付け方法によって異なりますが、一般的に市販されているものなら、ルーフラックを装着したまま車検を通すことは可能です。
ただし、規格以上に大きいものや重いもの、正しく装着されていないもの、車両の照明器具を遮っているものを装着していると、車検に通らない可能性があります。
正しく取りつけさえしていれば、心配しなくても良いでしょう。
洗車機によっては、取り付け部品でルーフラックを選択していれば洗車可能な場合もありますが、基本的にはやめておいたほうが良いでしょう。
一概にルーフラックといってもさまざまな形、大きさがあるので、洗車機がどこまで認識してくれるかは定かではありません。
洗車機が原因で傷がついたとしても保証されるとは限らず、トラブルに発展する可能性も。
洗車機を利用したいなら、取り外してからの利用をおすすめします。
今回は、ルーフラックについて解説し、おすすめの商品を紹介しました。
初めて取り付けを検討している方にとっては、あまり馴染みがなく、なんだか難しい印象を持っているかもしれません。
しかし、ポイントさえしっかり押さえていれば、意外とシンプルでとても便利なアイテムです。
この記事を参考に、あなたに最適なルーフラックを選び、安全かつ快適なカーライフをお楽しみください!
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