シマノは、4月3日に8段変速フラットバーシステム「ACERA」「ALTUS」「TOURNEY TX」と互換性のある、新コンポーネントシステム「SHIMANO ESSA」を発表した。

“Essence of Active”のコンセプトで設計された「SHIMANO ESSA」は、既存の8段変速ラインナップをさらに進化させるシリーズだ。様々な自転車のスタイルに使用できる汎用性、高い耐久性、そしてアクティブなサイクリング・ライフスタイルをサポートための設計によって、現行の8段変速の製品群に変革をもたらし、コンポーネント選びの複雑さを軽減。シマノは、サイクリストが自転車選びに悩まないラインアップを目指す。

ESSAは、MTB、フィットネス、シティバイクなど、幅広いカジュアルなスポーツバイクに最適なコンポーネント。特殊なギア歯形状のフロントチェーンリングは、トレイルでの確実なチェーン保持を可能にする。フロントシングル8速ギアレンジは、400%のワイドギアレンジと、優れたチェーン保持力を確保する DYNAMIC CHAIN ENGAGEMENTを採用。シマノの現行8速HYPERGLIDEシステムとの互換性がある。

SHIMANO ESSA リアディレーラー 8s「RD-U2000」は、最適化されたジオメトリーとスプリングテンションがチェーンドロップを低減し、トレイルでの安定したドライブトレイン性能を実現。またラフな道に最適なロープロファイルデザインだ。トータルキャパシティ 34T、 最大ロー・スプロケット 45T、シマノシャドーRD。

「FC-U2000-1」は、特殊なギア歯形状がチェーンの噛み合いと保持力を向上させ、悪路でのスムーズな走行を実現する。チェーンリングオプション 32T、40T、ダイナミック・チェーン・エンゲージメント+(32T)。

「CS-HG400-8」のワイドレンジ8段カセットスプロケットは、様々なライディングスタイルに対応する信頼性の高い変速性能を提供。ワイドレンジギア: 11-45T(11-13-15-18-22-27-35-45T)、HYPERGLIDE

ESSAブランドの製品は、既存のHYPERGLIDEプラットフォームをベースとしたリアディレイラーとフロントクランクのみとなり、既存の8段変速の製品と組み合わせることが可能だ。

また2024年はCUESのラインアップを拡充し、手の小さなライダー向けに最適化されたエルゴノミックデザインを採用した製品を発表する。

特徴的なプッシュ式シフトレバーと、親指で操作可能な2つのボタングリップ近くに装備され、シフト操作がより直感的で快適になる。

ブレーキレバーをハンドルバーに20%近づけることで、あらゆるライダーにとって、自信をもってサイクリングに集中するためのブレーキ体験を提供するという。

またシマノのノンシリーズフロントハブおよびフリーハブもリニューアルを行う。11/10/9/8速のラインアップをSHIMANO CUESやESSAを使用するすべてのライダー達が使いやすいものへと全面的に刷新。シンプルで選びやすいラインアップに集約する。TC600、TC/QC500シリーズのシーリング性能には、ラビリンス構造とコンタクトシールを採用、アグレッシブなトレイルライディングに耐えうるよう設計されています。QC400シリーズはコンタクトシールのみ採用、QC300シリーズは従来のカップ&コーンベアリングを採用。

信頼性の高いe-bike用として設計されたFH600およびFH500 FREEHUBS with MICROSPLINEは、シマノリンクグライド11段変速ハブとの互換性があり、リンクグライドからハイパーグライド+12段変速ハブへのアップグレードも簡単に組み替えることができるという。
(MN ワーク&ライフ編集部)

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