2024年4月3日、韓国・ヘラルド経済は「ある飲食店で客が『クッパスープごはん)からたばこが出てきた』と大声で抗議する騒動が発生したが、店側が監視カメラの映像を確認したところ、たばこは客側のミスにより料理に混入していたことが判明した」と伝えた。

記事によると、先月29日深夜、韓国南西部の光州市にある飲食店に男女2人の客が入ってきた。2人は酒や牛ゆで肉の盛り合わせなどを頼み、クッパは店側のサービスで提供された。

2人は食事を楽しんでいたが、しばらくして1人が「クッパからたばこが出てきた」と大声を上げた。女性客が口の中に違和感を覚えて吐き出したところ、たばこを発見したという。

男性客は店の従業員に「他の客の食べ残しを再利用したのではないか」と問い詰めた。店側は否定したが、男性客は「たばこが出てきたのになぜ再利用を認めない」と抗議を続け、「この店を潰してやる。営業停止にしてやる」と言って警察に通報した。2人は1時間ほど抗議を続け、会計をせず店を出たという。

その後、従業員が店長に報告し、店主が監視カメラの映像を確認したところ、たばこは客側のミスでクッパに混入していたことが判明した。男性客がテーブルの上に落としたスンデ(腸詰め)を女性客が拾った際、男性客がテーブルの上に置いていたたばこを一緒に箸でつかみ、クッパの器の中に入れていたという。

店主は2人に電話をかけてその事実を話し、食事代を支払うよう求めたが、2人は「今忙しい。とりあえず分かった」とだけ答え、それ以降連絡が取れない状態だという。

この記事を見た韓国のネットユーザーからは「誤解しても仕方ない状況ではあるけれど、一言謝罪して食事代を支払いに行くのが人としての道理」「『客=王さま』と考えている傲慢な客を逮捕できる法律をつくってほしい」「現場にいた他の客からこの店の悪いうわさが広まっているかもしれない。本当に迷惑な客だ」などの声が寄せられている。

また「初めから無銭飲食が狙いだったのかも」「スンデと一緒にたばこをつかんで気づかないことある?わざとでは?」と疑う声も見られた。(翻訳・編集/堂本)

무전취식, 업무방해
3日、韓国・ヘラルド経済は「ある飲食店で客が『クッパからたばこが出てきた』と抗議する騒動が発生したが、店側が監視カメラを確認したところ、たばこは客側のミスにより料理に混入していた」と伝えた。資料写真。