シンプルで質素な団地の玄関をおしゃれDIYする過程が、YouTubeで紹介されています。動画は記事執筆時点で3万1000回再生を突破、「すてきになりましたね」「明るくなって良いですね」といった声が寄せられています。

【画像】完成した玄関

●シンプルで質素な玄関をDIY

 投稿したのはYouTubeチャンネル「団地暮らしのまめさんち」の母「まめ」さんです。まめさんは小学生の姉妹と暮らすシングルマザーで、公営団地に暮らすようになり、さまざまなDIYを手掛けてきました。今回チャレンジするのは玄関まわりのDIY。シンプルで質素な玄関をアクセントウォールで明るく変身させる計画です。

※賃貸住宅での入居者自身による改修は、貸主の承諾を得ないと禁止されている場合があります。また、退去時に原状回復ができなかった場合、借主が現状回復費用を負担する必要があります。DIYを行う際は、事前に管理会社に確認しましょう

 最初に貼りたい場所のサイズを確認し、作業する部屋の中を片付けます。用意したのは明るい色合いのれんが調の壁紙。床の上に広げて長さを測り、1枚目を切っていきます。

●途中、ハプニングも

 「怖い。失敗しそうで」と言いながらも思い切りよくチョキチョキ。「失敗しても自分の家だから」と自分に言い聞かせ、慎重かつ大胆に作業を進めて行きます。2枚目の壁紙を切ろうとして量が足りていないことが判明。追加で発注することにしました。追加の壁紙が来たので作業を再開します。この壁紙は上下があるタイプなので方向と位置合わせのマークに気を付けながら切っていきます。

 2枚目の壁紙の柄合わせを確認していると、ギリギリか余り過ぎの2択であることが判明しました。ギリギリでは厳しいので余る方を選ぶのですが、「貧乏性なので余り過ぎるのがツライ」と嘆いています。これ、すごく分かります

 壁紙が切れたのでノリを準備しようと思いましたが、ローラーのスペア部分がないことに気付き、ダイソーで買ってきました。今回使うノリは賃貸でも大丈夫な貼って剥がせる壁紙ノリ。3分クッキングの曲を口ずさみながらキッチンで混ぜていきます。

●地道に作業を進めて……

 ノリを作っているうちに、子どもたちが帰宅する時間になってしまいました。作業を中断してラップをかけて寝かせておいたら、翌日にはダマが解消していました。床にマスカー(養生シート)を広げ、壁紙にノリを塗っていきます。手が届く範囲に塗り終えたら折り曲げて次の範囲へ。途中、壁紙が破れるハプニングもありましたが、地道に進めて行きます。

 ノリが塗れたのでシューズボックスをどけて、貼り付け作業を開始します。まずは通路の上の梁の部分に貼っていきます。なでバケというハケを使いながら1枚目が完成。柄を確認しながら2枚目を貼っていきます。続いて、3枚目の壁紙を壁の側面や廊下側に貼り付けていきます。ここまで作業をしていて気づいたのはノリの量は多めがいいということ。特に端の部分は、はみ出る位厚めの方がキレイに仕上がるようです。ノリまみれになりながらも、貼り付けが完了。壁紙の柄が合わなくなった部分はクレパスでグラデーションを描き、カバーしていきます。

●ついに完成!

 一通り貼れたので、シューズボックスを元に戻し、念願だったという八角形の鏡を飾ります。こちらの団地の壁は画鋲などが刺さらない素材なので、ホッチキスを使う特殊なフックで取り付けていきます。鏡が付いたので、開いている空間の使い途を思案。いろいろ試してみた結果、ナチュラルな木目のフォトフレームを飾ることにしました。2日間奮闘して、すてきなアクセントウォールが完成したまめさんち。下校してきた娘さんたちも喜んでくれました。

 動画のコメント欄には「暖かみが出ましたね」「すごく明るくなって良いですね」「我が家の玄関も貼りたいなぁー。でもまめさんみたいにイライラせずにやれる自信がない(笑)」といった声が寄せられています。別の日の投稿では、入居前の準備やルームツアー、シューズボックスの組み立ての様子などを紹介しています。

画像提供:YouTubeチャンネル「団地暮らしのまめさんち」

団地のシンプルで質素な玄関をDIYします