在庫・倉庫管理システム「W3 mimosa」(https://www.dialog-inc.com/service/w3-wms/)を主力ソリューションとして提供する株式会社ダイアログ(本社:東京都品川区、代表取締役:方志嘉孝)は、WMSを導入している倉庫・物流業の経営者・役員・倉庫現場責任者・役員相当・部長相当・課長相当103名を対象に、WMS導入と経営に関する実態調査を実施しましたので、お知らせいたします。


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■調査概要

  • 調査概要:WMS導入と経営に関する実態調査

  • 調査方法:IDEATECHが提供するリサーチPR「リサピー(R)︎」の企画によるインターネット調査

  • 調査期間:2024年2月26日~同年2月27日

  • 有効回答:WMSを導入している倉庫・物流業の経営者・役員・倉庫現場責任者・役員相当・部長相当・課長相当103名

※構成比は小数点以下第2位を四捨五入しているため、合計しても必ずしも100とはなりません。

≪利用条件≫

1 情報の出典元として「株式会社ダイアログ」の名前を明記してください。

2 ウェブサイトで使用する場合は、出典元として、下記リンクを設置してください。

URL:https://www.dialog-inc.com/

■約7割の企業が、WMS導入から「5年以上」経過していると回答

 「Q1.あなたの会社で、WMSを導入してどの程度の期間が経過しましたか。」(n=103)と質問したところ、「5年以上」が68.0%、「1~2年未満」が5.8%、「2~3年未満」が5.8%という回答となりました。


・半年未満:2.0%

・半年~1年未満:1.9%

・1~2年未満:5.8%

・2~3年未満:5.8%

・3~4年未満:1.9%

・4~5年未満:1.9%

・5年以上:68.0%

・わからない/答えられない:12.6%


■65.0%が、WMS導入前に「経営目線」で課題あり

 「Q2.WMSを導入する前に、経営目線で感じていた課題はありましたか。」(n=103)と質問したところ、「かなりあった」が33.9%、「ややあった」が31.1%という回答となりました。


・かなりあった:33.9%

・ややあった:31.1%

・あまりなかった:5.8%

・全くなかった:5.8%

・わからない/答えられない:23.3%


■WMS導入前に経営目線で感じていた課題、「非効率的な作業プロセスによる生産性の低下」「コスト管理と効率化」が上位

 Q2で「かなりあった」「ややあった」と回答した方に、「Q3.WMSを導入する前に、経営目線で感じていた課題を教えてください。(複数回答)」(n=67)と質問したところ、「非効率的な作業プロセスによる生産性の低下」が59.7%、「コスト管理と効率化(利益率の低下)」が56.7%、「データ不足による戦略的な意思決定の遅延」が55.2%という回答となりました。


・非効率的な作業プロセスによる生産性の低下:59.7%

・コスト管理と効率化(利益率の低下):56.7%

・データ不足による戦略的な意思決定の遅延:55.2%

・顧客満足度とロイヤリティの損失:26.9%

・技術革新への適応遅れ:25.4%

・従業員エンゲージメントの低下:22.4%

・その他:1.5%

 ー59歳:属人的な業務

・わからない/答えられない:0.0%


■「組織の硬直化」や「適正な在庫管理」などの課題も

 Q3で「わからない/答えられない」以外を回答した方に、「Q4.Q3で回答した以外に、WMSを導入する前に経営目線で感じていた課題があれば自由に教えてください。(自由回答)」(n=67)と質問したところ、「組織の硬直化」や「適正な在庫管理」など46の回答を得ることができました。

<自由回答・一部抜粋>

  • 47歳:業績の日々把握。

  • 69歳:顧客からのWMS導入要求(データ接続)。

  • 60歳:他社との連携。

  • 57歳:数値に基づいたロジカルな思想の欠如。

  • 57歳:適正な在庫管理。

  • 51歳:組織の硬直化。

  • 44歳:データが見える化できていない。


■70.9%が、WMS導入後に「経営上のメリット」を実感

 「Q5.あなたは、WMS導入後、経営上のメリットを感じていますか。」(n=103)と質問したところ、「非常に感じている」が29.2%、「やや感じている」が41.7%という回答となりました。


・非常に感じている:29.2%

・やや感じている:41.7%

・あまり感じない:6.8%

・全く感じない:2.9%

・わからない/答えられない:19.4%


■WMS導入後に感じている経営上のメリット、「在庫管理の最適化とコスト削減(利益率向上)」が64.4%で最多

 Q5で「非常に感じている」「やや感じている」と回答した方に、「Q6.WMS導入後に感じている、経営上のメリットを教えてください。(複数回答)」(n=73)と質問したところ、「在庫管理の最適化とコスト削減(利益率向上)」が64.4%、「データの可視化・分析による意思決定のスピード向上」が46.6%、「顧客満足度の向上によるリピート率向上」が35.6%という回答となりました。


・在庫管理の最適化とコスト削減(利益率向上):64.4%

・データの可視化・分析による意思決定のスピード向上:46.6%

・顧客満足度の向上によるリピート率向上:35.6%

・業務標準化による人材育成と確保:32.9%

・競合他社との競争力の強化:24.7%

・従業員エンゲージメントの向上:16.4%

・組織のアジリティの向上:11.0%

・その他:0.0%

・わからない/答えられない:1.4%


■「倉庫オペレーションの標準化による品質の向上」や「データが可視化される」などのメリットも

 Q6で「わからない/答えられない」以外を回答した方に、「Q7.Q6で回答した以外に、WMS導入後に感じている、経営上でのメリットがあれば、自由に教えてください。(自由回答)」(n=72)と質問したところ、「倉庫オペレーションの標準化による品質の向上」や「データが可視化される」など49の回答を得ることができました。

<自由回答・一部抜粋>

  • 49歳:分析や可視化につながることで差別化要因となる。

  • 47歳:倉庫オペレーションの標準化による品質の向上。

  • 57歳:ロジスティクスの抜本的な改善が成った。

  • 50歳:水平展開。

  • 41歳:工程、EDIの見える化です。特に工程の見える化は、ブラックボックスとなりやすい部分を消化出来ます。

  • 51歳:データが可視化される。

  • 43歳:精度の良く効率的な作業が出来る事で人件費を抑えれるから。

■約半数が、WMS導入後に「倉庫管理のコストが減少した」と回答

 「Q8.WMS導入後、倉庫管理にかかるコストの変化を教えてください。」(n=103)と質問したところ、「10~19%減少」21.4%、「~9%減少」が16.5%という回答となりました。


・増加した:12.5%

・変化なし:10.7%

・~9%減少:16.5%

・10~19%減少:21.4%

・20~29%減少:10.7%

・30%以上減少:1.0%

・わからない/答えられない:27.2%


■今後WMSに期待していること、「複数拠点の在庫閲覧・ 操作の一元化」「基幹のECシステムとの連携がスムーズにできる」など

 「Q9.今後、WMSの機能や利用方法に期待していることを教えてください。(複数回答)」(n=103)と質問したところ、「複数拠点の在庫閲覧・ 操作の一元化」が49.5%、「基幹のECシステムとの連携がスムーズにできる」が46.6%、「一つのWMSで多業界の商品を管理できる」が42.7%という回答となりました。


・複数拠点の在庫閲覧・ 操作の一元化:49.5%

・基幹のECシステムとの連携がスムーズにできる:46.6%

・一つのWMSで多業界の商品を管理できる:42.7%

・多様な帳票への対応:28.2%

グローバル化に向けた多言語対応:21.4%

・感覚的な操作が可能なWeb画面:19.4%

・その他:1.0%

 ー69歳:クラウド化

・わからない/答えられない:12.6%


■「荷主間を超えた在庫、データ管理」や「作業の進捗管理とレイバーマネジメント」などに期待する声も

 Q9で「わからない/答えられない」以外を回答した方に、「Q10.Q9で回答した以外に、今後、WMSの機能や利用方法に期待していることがあれば、自由に教えてください。(自由回答)」(n=75)と質問したところ、「荷主間を超えた在庫、データ管理」や「作業の進捗管理とレイバーマネジメント」など60の回答を得ることができました。

<自由回答・一部抜粋>

  • 48歳:コストの最適化

  • 33歳:財務システム、受発注システムとの連携。

  • 57歳:人による判断をシステム化したい。

  • 38歳:誰でもできる作業の追求。

  • 33歳:荷主間を超えた在庫、データ管理がしたい。

  • 54歳:データの自動グラフ化データの自動集計、分析。

  • 43歳:作業の進捗管理とレイバーマネジメント。

■まとめ

 今回は、WMSを導入している倉庫・物流業の経営者・役員・倉庫現場責任者・役員相当・部長相当・課長相当103名を対象に、WMS導入と経営に関する実態調査を実施しました。

 まず、約7割の企業が、WMS導入から「5年以上」経過しており、WMS導入前には、65.0%が「経営目線」の課題を抱えていたことが分かりました。その課題の内容としては、「非効率的な作業プロセスによる生産性の低下」(59.7%)、「コスト管理と効率化(利益率の低下)」(56.7%)が上位に挙がっています。また、70.9%が、WMS導入後に「経営上のメリット」を実感しており、具体的なメリットとしては、「在庫管理の最適化とコスト削減(利益率向上)」が64.4%で最多となりました。自由回答では、「倉庫オペレーションの標準化による品質の向上」や「データが可視化される」などのメリットを実感する声も寄せられています。さらに、約半数の企業が、WMS導入後に「倉庫管理のコストが減少」しており、今後WMSに対して、「複数拠点の在庫閲覧・ 操作の一元化」(49.5%)、「基幹のECシステムとの連携がスムーズにできる」(46.6%)などの機能に期待していると回答しました。

 今回の調査では、WMS導入による経営上のメリットや、今後WMSに期待していることが明らかになりました。デジタル変革が進む中で、倉庫・物流業は効率的なオペレーション管理を求めており、WMSのようなシステムがそのニーズに応える鍵となっています。WMSの導入は単なる業務効率化を超え、経営効率化のメリットがあると言えます。今後の経営戦略において、WMS活用の重要性はさらに高まっていくのではないでしょうか。

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■会社概要

会社名  :株式会社ダイアログ

設立   :2013年11月8日

代表取締役:方志嘉孝

所在地  :〒141‐0031 東京都品川区西五反田2-12-3 第一誠実ビル8F

事業内容 :WEBアプリケーションシステム企画・開発

      スマートフォンアプリ企画・開発

      物流・販売等業務基幹システム導入・コンサルティング

      業務システム用機器選定/販売

URL    :https://www.dialog-inc.com/

【本件に関するお問い合わせ先】

株式会社ダイアログ

https://www.dialog-inc.com/

メールアドレス:yamamotok@dialog-inc.com

配信元企業:株式会社ダイアログ

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