かふかな履き心地の布ぞうりMERI

1足編み上げるまでに3時間。1つ1つ丁寧なものづくりがモットーの布ぞうり専門ブランド「MERI(メリ)」は、2024年4月5日(金)より好評だったデザインのリバイバルモデル布ぞうり【MERI Yatsuhashi M102】を当社ECサイトおよび直営店にて販売開始いたします。

一般的な布ぞうりは着なくなったTシャツなどを裂いた布を使って作られていますが、MERIはニット素材を使用しており肉厚なソールが特徴的。洗濯機でお洗濯をすることが可能です。また、耐久性にも優れており1足あたり約2年ほどお使いいただけます。

布ぞうり MERI

布ぞうりの変遷とMERIの定番

布ぞうりはお家の中で履くルームシューズとして広く使われているアイテムです。Tシャツや浴衣の生地を裂いてご自身でお作りになるという方も多く、リサイクルの意識が高いアイテムとして注目されていました。道の駅などで販売されているものを見かけたことがある方もいらっしゃるのではないでしょうか。着なくなった衣類を使用するという作り方に基づいて当初の布ぞうりは比較的暗めの色合いのものばかりでした。

しかし、MERIはソールの色や鼻緒の生地、鼻緒の中心につける前ツボの色味すべてをあらかじめデザインしてから生産を開始することにしました。とくに女性からの需要が高かったため、小花柄の生地の使用、前ツボの部分に手編みのコサージュを付けるなど生活に馴染みやすく、且つ「可愛い」と思ってお使い頂けるような布ぞうりづくりに励んでまいりました。

私たちの成果とまでは言えませんが、近年はカラフルでポップなデザインの布ぞうりを見かけることが多くなり「おしゃれアイテム」としても人気が高まっています。MERIの中でも定番となっていたのは赤色やピンク色の可愛らしいデザインでした。しかしみるみるうちに人気商品となっていったのが、渋みのある青い色のソールにベージュ模様の鼻緒がついたデザインだったのです。

鼻緒の生地には、日本らしくありつつも遊び心のあるテキスタイルが特徴的な青衣(あをごろも)の“八つ橋”を使用していることから「八つ橋のMERI」と呼ばれていました。

八つ橋モデルが誕生する以前から、可愛らしい色が定番でありつつも、シックで落ち着いたデザインを並行して販売していましたが、草履という伝統的な履物と「和デザイン」という親和性が高いという点はもちろん、MERI特有の「和すぎないデザイン」が老若男女問わず、そして国籍問わず人気となった要素であると捉えています。

MERIの認知度を高めてくれた商品でしたが、コロナ禍を経てお家時間が増えたことによる布ぞうりの需要の高まりを受けて商品改良する運びとなり「八つ橋のMERI」は生産終了となりました。


コロナ禍で生まれたあたらしいかたち

■履き心地をさらに追及したNEWMODEL

従来のMERIは草履や雪駄などのトラディショナルである形を尊重し、鼻緒の付け位置(前ツボ)を左右の中心に付けていました。美しい見た目ですが、長い時間履いているとだんだんと足の小指がソール部分から落ちてきてしまうという問題点があります。

お家時間が増えた2021年。より心地良くストレスフリーなアイテムとなるよう改良を重ね、前ツボを足の親指側に寄せたNEW MODELのMERIを発表しました。


鼻緒を親指側に寄せてつけたNEWMODEL

■いつでもふんわりしっかり

2021年に改良を行ったMERIですが、ブランド設立当初から変わらぬ点はソールの素材です。中空糸「東レ エアレット」を使用し、ニットの紐を独自に作り上げました。空気をたっぷり含んだニットヤーンで編み上げたMERIの肌触りはふんわりさらさら。吸水性も速乾性も抜群です。抗菌防臭性も備えており、長くご愛用いただけます。しっかりとした作りは1つ1つ手作業によるもので、形を整えながら一定の力加減で編みこんでいく技術は職人技といえます。

動画はこちら

MERIの製作風景をご覧いただけます。デザイン画から始まりMERIのかたちにどんどん近づいていく工程を撮影しました。


五本指ソックスと一緒にお使いいただけます

忘れられない「MERIの八つ橋」

NEWMODELをリリースしてから3年が経過し、“NEW”では無く“現行“モデルとして定着してきました。以前からMERIをご愛用いただいているユーザー様からも「よりフィットした感じ」「小指が落ちなくなった」等のお声を頂きました。その一方で、「この色のぞうりは無いの?」と八つ橋モデルの写真をお持ちになってお尋ねいただく方も少なくありませんでした。両国の直営店「MERIKOTI(メリコティ)」へお越し下さるお客様は、数年前にテレビや雑誌等でご覧になった情報を基に、いつか来てみたかったとお話ししてくださる方が多いお店です。MERIKOTIでは全16種類あるMERIのラインナップをご用意しておりますが、数年越しにお越しいただくお客様が求めるデザインも必要なのではないかという思いから今回のリバイバルを決定しました。


4/5発売開始 MERI Yatsuhashi M102

MERI Yatsuhashi M102

13,200円 (税込み)

素 材 | 綿50% / ポリエステル50%
原産国 | 日本製
サイズ | M:24cm / L:26cm / LL:28cm
お手入 | ネットに入れて洗濯機(乾燥機使用不可)

ご購入はこちら
弊社が手掛けているブランドの商品 ─ MERI M102/ TUTUMU 和紙縁取り五本指短々靴下/buttonhook サラマンダー

今後の展望

昨今環境に配慮した製品への需要が高まる中、MERIの生産方法は、余った生地を使用していた布ぞうり業界とは相反するものではないかとお思いの方もいらっしゃることでしょう。前述の通り、当社は1つ1つ丁寧なものづくりをモットーに築き上げてきました。材料にも技術にもこだわり続け、お求め頂いている方により長くご愛用いただけるクオリティの高い商品をお届けしたいと考えております。また、MERIのクオリティを保ちつつ環境への負荷を軽減する取り組みとして“アップサイクルMERI”をご用意しております。

様々なかたちの在り方を試行錯誤しつつ今後も作り続けて参ります。


残糸を使用した紐で編まれたアップサイクルMERI

オンラインストアおよび直営店MERIKOTIにて販売中
アップサイクル MERI

オレンジトーキョー株式会社について

2012年にオリジナル布ぞうりブランド「MERI」を発表。翌年2013年には指割れ靴下(足袋+五本指ソックス)ブランド「TUTUMU TOKYO 1948」を発表。繊維に関わるものを原料としデザイン(企画)から製造(物づくり)、そして販売(事づくり)までを一気通貫で行っている少数精鋭の事業者です。



【会社概要】

社名:オレンジトーキョー株式会社

所在地:東京都江東区猿江1-22-15

電話番号:070-1517-8832

メール:web-info@orange-tokyo.jp

代表取締役:小高 集

設立:2013年10月7日

事業内容:繊維製品の製造及び販売、衣料品・日用雑貨の製造、販売及び輸出入、製品の企画及び製造並びに小売に関するプロデュース及びコンサルティング、ブランディングに関するプロデュース及びコンサルティング、WEBサイトのプロデュース、コンサルティング及び代行運営、映像・音声ソフトウェアの企画、制作及び配信

HP:https://orange-tokyo.jp/


直営店 MERIKOTI

墨田区亀沢1-12-10

TEL 070-6986-0708

営業時間 10:00-18:00

月曜定休

MERIKOTI

配信元企業:オレンジトーキョー株式会社

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