ご家庭に人体認識技術を搭載した機器を設置し、テレビスクリーンへの「注視」を測るREVISIO（リビジオ）株式会社（本社：東京都千代田区、代表取締役社長 郡谷康士、以下REVISIO）は、2024年1月クールで話題になった人気ドラマ『不適切にもほどがある！』（TBS系列金曜22時放送）の注目度・世帯視聴率の推移を分析しました。
『不適切にもほどがある！』について
2024年1月26日から3月29日までTBS系列・金曜22時に放送されていたドラマです。脚本家・宮藤官九郎さんによる完全オリジナル作品で、主演は阿部サダヲさん。
番組内で度々挿入される”注釈テロップ”やミュージカルシーン、本人役で登場するスペシャルゲストなどが毎回SNSやネットニュースでも話題となり、2024年1月クールで注目を集めたドラマの一つでした。
今クールにおける世帯視聴率と注目度の推移
今クールにおける世帯視聴率と注目度の推移をグラフにしました。
『不適切にもほどがある！』世帯視聴率と注目度のグラフ画像
『不適切にもほどがある！』全話を通しての平均世帯視聴率は7.6％で、注目度（個人全体）の平均は64.0％でしたが、最終回は世帯視聴率9.6%、注目度67.0％でともに全話の中で最も高い結果となりました。
毎回ハラスメントやコンプライアンスなどをテーマに令和で社会問題となっているネタを扱うことで視聴者の共感を呼び、個性的な俳優陣の演技や奇抜な演出などがSNSやネットニュースで話題となったことも相まって、1月クールのドラマの中で高い視聴率と注目度を維持し続けていたことがわかります。
第8話では最低の注目度を記録しましたが、一因としてはこれまで番組を見ていなかった新規の視聴者が「ながら見」していたことなどが考えられます。一つ前の第7話は純子とナオキ（岡田将生さん）の恋模様が描かれ、『ローマの休日』をオマージュしたシーンやオチがネット上で大変話題になりました。実際、世帯視聴率は第7話より第8話のほうが高く、テレビがついている世帯は増えていることがわかります。第8話は、SNSで第7話の話題を目にし、気軽な気持ちでチャンネルを合わせた視聴者が多かったのかもしれません。普段あまりテレビを見ない人たちにも影響を与えた可能性が考察できる結果となりました。
さらに、弊社ブログでは、『不適切にもほどがある！』最終回の視られ方についての詳細分析も掲載しております。ぜひこちらもご覧ください。
※注目度とは？
テレビの前にいる人（滞在者）のうち、テレビ画面に視線を向けていた人（注視者）の割合を表します。シーンに注目している度合いがわかります。
注目度説明画像
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