元プロ野球選手で野球解説者アレックス・ラミレス氏が3月28日、YouTubeチャンネル『[ラミレス公式]ラミちゃんねる』で公開された動画「【神クイズナイツ塙が選ぶ巨人投手vsラミレス! 対戦成績をラミレスが予想しデータスタジアムで検証! 最も苦手&得意だった投手も発覚【ナイツ塙宣之コラボ】」に出演。現役時代に“一番苦手だった”左ピッチャーを明かした。

○若松監督との逸話も

同チャンネルでは今回、ラミレス氏が現役時代に対戦した投手との対戦成績を当てる企画を実施。その中で、ナイツ・塙宣之から「左ピッチャーで一番苦手だったのは?」と聞かれ、ラミレス氏が名前を挙げたのが、中日や巨人で活躍した野口茂樹氏だった。

プロ通算14年で防御率3.69、81勝79敗という成績を残した野口氏。最優秀防御率に2回 、最多奪三振に1回 輝くなど、90年代から2000年代初期の中日の先発の柱として活躍したが、ラミレス氏は「彼は僕から9連続三振を奪っているよ」「すごいよ!」「でも、彼がジャイアンツに移籍してからはよく打ったね」と振り返る。塙が「ちょっと晩年だったのもあったかな」と述べると、ラミレス氏も「そうそう」とうなずきながら、「晩年はストレートよりスライダーにより頼るようになったね。だから、ストレートを狙って打つことができたよ」と打ち明けた。

また、中日時代に苦手としていた理由について、塙が「中日のマウンドの問題なのか……」と自身の考えを伝えると、ラミレス氏は「そう。まさにそれだね」と同意。続けて、「9連続奪三振されたあと、中日が神宮球場に来た時、若松監督から『ラミちゃん、今日頑張ってね』って言われて。『今日休ませてくれない?』って言ったら『ダメだよ、試合に出なきゃ』って言われてね(笑)」との逸話も披露した。

さらに、「スライダーは見えなかったね。配球も難しかった。『この球はどうやって打つんだ?』って。『なんで彼はメジャーに行かないんだろう?』っていうぐらいすごかったね」と賛辞を贈っていた。

【編集部MEMO】
アレックス・ラミレス氏は、東京ヤクルトスワローズ読売ジャイアンツ横浜DeNAベイスターズなどで活躍した元プロ野球選手。DeNA時代に日本通算2000安打を達成し、外国人選手では史上初の名球会入り。引退後はDeNAの監督も務めた。そのラミレス氏のYouTubeチャンネルである『[ラミレス公式]ラミちゃんねる』では、高橋由伸氏、清原和博氏、山本昌氏をはじめとする球界のレジェンドとの対談動画のほか、日本シリーズワールド・ベースボール・クラシック(WBC)の解説動画も人気を集めている。

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