マドレーヌをモチーフにした革バッグを作る様子が、YouTubeで注目を集めています。動画は記事執筆時点で20万回再生を突破し、1万6000件を超える“高評価”を獲得しています。

【画像:「マドレーヌ」をモチーフにしたバッグ】

 投稿したのはレザークラフトの作品を発表している韓国のYouTubeチャンネル「HAHNS ATELIER レザークラフト」さん。マドレーヌを食べている時に構想が浮かび、通販サイトでお菓子の焼き型を注文します。

 届いたのは大き目の貝型マドレーヌが4つ焼ける型。革細工の型にするためグルーガンで壁を作り、セメントを流していきます。3時間ほど待つと固まるので、マットを敷いて慎重に外すと、セメントの型の完成です。

 素材として使う革を探しに新設洞地区のお店に向かいます。「パンのような革を探している」と言うと店員さんは困惑しますが、イメージにあったものを入手できたようです。

 帰宅して作業を再開。セメントの型より大きめに革を切り、10分ほど水に浸しておきます。取り出した革をセメントの型に乗せ、指で伸ばしてから型押しします。

 1日乾かすと固くなるので表の革と裏の革を接着します。補強のための枠やマグネットを付け、貝の外側を整えると2枚の貝殻の完成です。

 いよいよ貝殻を合わせていきます。2枚貝は丸みがある側が開くのですが、バッグとして使う時は丸い方を留めた方がきれいなので、本物の貝とは逆の方を留めていきます。

 革に縫うためのラインをマーキングして穴を開け、1針1針縫っていきます。2枚の貝殻をつなぐヒンジを付けてローズゴールドの金具を装着。Dリングを付けてチェーンを通し、世界に1つだけのマドレーヌバッグの完成です!

 実はこのバッグは幼い娘さんへのプレゼント。中に本物のマドレーヌを入れて渡してみましたが、お菓子よりバッグの方を気に入ってくれたようです。

 真っ赤なコートとマドレーヌバッグの組み合わせは、たまらない愛らしさ。パパさんの苦労も報われたようです。

 こちらのチャンネルでは、他にもレザークラフト作品を公開中。ダブルクリップをモチーフにしたバッグや、再利用可能なスタバのドリンクホルダーなど、ユニークな作品を見ることができます。

【革を加工して貝殻を作っているところ】