【今週のニュースダイジェスト】 3月29日4月4日の期間、「BCN+R」で注目を集めたのは、和食を配膳する際の味噌汁を置く位置について取り上げた記事だった。また、富士フイルムが発表した完全アナログのインスタントカメラ「INSTAX mini 99」について「やらかした」と報じた記事も読まれた。「ゆうちょ銀行の硬貨取扱料金」「春におすすめの関西スポット」「奈良・吉野の秘境ラーメン」がテーマの記事も関心が高かった。

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●右か左か?



 【最近気になる注目ワード・23】 和食を配膳する際、東京と大阪で「味噌汁を置く位置が違う」ことがネット上で話題になっていた。

 話題のきっかけとなったのは、3月21日に放送されたテレビ番組「秘密のケンミンSHOW極」でのとある企画。大阪独自のルールを取り上げるコーナーで、“和食配膳する際、味噌汁は左奥に配置する”という内容が紹介された。対して“東京では右手前に置くのが一般的”と紹介され、ネット上ではさまざまな意見が飛び交う事態。普段はあまり意識しないかもしれない味噌汁の位置だが、改めて確認してみてはいかがだろうか。(フリーライター・井原亘)


●大胆すぎる発想の転換



 富士フイルムがついに「やらかした」。3月27日に発表した完全アナログのインスタントカメラ、INSTAX mini 99だ。なんと、カメラ「内部」の四隅にフィルムに向けてLEDを仕込み、シャッターを押すと同時にさまざまな色で光らせ、写真に「エフェクト」をかける、というのだ。「カラーエフェクトコントロール」なる機能で、独特の風合いや色合いの写真が楽しめる、とも。新製品発表会でこの話を聞いた時、椅子から転げ落ちそうになった。

 「スマホで写真」が当たり前の今、カメラは存在意義を失いつつある。スマホがあるのに、なぜあえてカメラを買い、使うのか。人々は「単に写真が撮れる機械ではない何か」をカメラに求めている。一旦過去を捨て、素直に写真を楽しむことだけを突き詰めていけば、新しいカメラへの突破口が見つかるかもしれない。富士フイルムの大胆すぎる発想の転換に、小さな希望の光が見えた。(BCN・道越一郎)


●4月1日から引き下げ



 ゆうちょ銀行は、硬貨取扱手数料金を4月1日から改定している。

 長期安定的なサービス提供を目的に硬貨取扱料金を導入し、2022年1月17日から窓口での預け入れや払い込みといった各種手続き時に硬貨を持ち込む場合に、その枚数に応じて手数料を請求していたが、利用者の負担を軽減すべく、手数料の改定を決定した。50枚までだった無料枠を100枚に拡大し、あわせて、101~500枚までの手数料を825円から550円に引き下げた。


●満足度が高いおすすめスポットは?



 4月から5月の春に出かけたいスポットとして、関西エリアはどこが良いかと迷っている人もいるだろう。そこで、陽春の季節におすすめできる魅力のスポットを紹介しよう。

 絶景スポットでおすすめは、兵庫県丹波市の「白毫寺の九尺藤」、滋賀県彦根市の「彦根城」、大阪府堺市の「浅香山つつじまつり」など。見どころのスポットが数多い関西エリアだけに出かける場所を悩んでしまうが、じっくりと堪能できるスポットを選んでみよう。


●50食限定!



 奈良は吉野の山奥に、開店前から人が並ぶラーメン店『ラーメン河』がある。近鉄大和上市駅から車で15分ほどかかり、しかもメニューはラーメンとマグロ丼のみの1日50食限定。お昼ごろには売り切れてしまうというハードルの高さだ。ちなみに水・木曜は定休日なので、ここにも注意が必要である。

 透き通ったスープはシンプルな味わいで、ほっこり胃が温められる。対してセットのマグロ丼は大きくカットしたマグロがごろんと酢飯の上に盛られるガッツリメニュー。屋外の席からは吉野川が眺められ、時間もゆったりと流れている。自然に囲まれた屋外席でいただくと、より一層ラーメンのやさしいスープが染みわたっていく。(あまから手帖)
3月29日~4月4日の期間に注目を集めたニュースは!?