大工をはじめとした「職人」を自社で育成し、建築プロセスの内製化を実施している株式会社平成建設(本社:静岡県沼津市大岡)は、2024年4月1日付で代表取締役会長に秋元久雄(前代表取締役社長)、取締役社長に田中俊臣(前取締役副社長)が就任いたしましたのでお知らせいたします。


左:取締役社長 田中俊臣 / 右:代表取締役会長 秋元久雄

2024年に創立35周年を迎えた株式会社平成建設は創業当初より職人の育成に取り組み、現在では200人を超える職人集団を形成するに至りました。


取締役社長 田中俊臣

取締役社長に就任する田中俊臣は、1998年に職人を目指し平成建設に新入社員として入社しました。入社当時から土工事、型枠工事、鉄筋工事等を日々行い、現場での実績を重ね、現場監督や営業等の建築に関する様々な職種を経験し、2010年に取締役住宅事業本部長、2015年に専務取締役、2020年に取締役副社長を務め、このたび、企業価値向上に向けて取締役社長への就任決定の運びとなりました。

新体制となった平成建設は、2024年に新たに策定された「企業理念※」とともに、職人集団として更なる成長を目指します。

※企業理念(2024年6月に平成建設Webサイトにて社外公開予定)

策定までに2年の歳月をかけた企業理念。平成建設が目指すべき企業としての在り方やビジョンが記されています。

また、この企業理念には企業としての成長だけでなく、日本の建築業界へ価値提供ができるようにと願いが込められています。


株式会社平成建設について

平成建設は、創業者である秋元久雄(代表取締役会長)が創業当時から国内における将来的な職人不足を予見し、主要な「建築工程の内製化」という当時の建築業界では異例となる試みに挑戦し、職人の育成と失われつつある伝統技術の継承を実現・継続している建築会社です。


ロゴ

株式会社平成建設 本社社屋

大量生産・大量消費の文化を抜け出し、「建築」のかつての姿を取り戻すために、木材を主体に伝統技術を継承し、匠の技を駆使する「大工」や、複数の職能をこなす次世代の職人「多能工」をはじめとする「職人」を育成しています。

また、これまでに建築物や取り組み、新技術の開発等で様々な賞を受賞しているのも特徴です。


匠の技を駆使する「大工」

複数の職能をこなす次世代の職人「多能工」

建築工程の内製化(GOOD DESIGN AWARD 2011「建設業におけるビジネスモデル」)

一般的な建設の現場では、各工程ごとに単一の作業を行う人間が多数出入りし、施工の責任の所在が曖昧になる恐れがありました。 平成建設ではこうした業界の外注システムを脱し、自社にて受注・設計・施工・アフターメンテナンスを一貫して行う、独自の体制を整えました。 これが「建築工程の内製化」です。

工程を一括管理することで責任の所在が明らかになり、また、職人たちが多能工として幅広い工程を担うことで、お客様に精度の高い施工を提供することができます。


平成建設の職人集団

職人集団の育成

大工人口の減少と高齢化が建築業界の大きな問題となっている中、平成建設では平成元年の創業以来、多くの若手職人を自社にて育成してきました。 特徴的なのは、職人たちが世代を網羅した集団であること。 様々な技量の職人たちが複層的に存在する構造にすることで、兄弟子から弟弟子へ、技術伝達をスムーズに、効率良く行うことが出来ます。


職人の育成

伝統技術の継承

建築工程の細分化は、建築を包括的に扱う、伝統的な大工の技術継承を困難なものとしています。 平成建設では、職人が建築の広い分野に携わることで、伝統的な木造建築の技を継承可能にし、同時にその技術を次世代へと繋ぐため、積極的に建築の中に取り入れています。 古来より続く木工の技は、次世代へと伝えねばならない日本の宝です。 私たちは技術講習会や検定試験を通じて木工技術の研鑽に努めるとともに、伝統技術を生かす木造建築の普及にも取り組んでいます。


技術講習会や検定試験の様子

平成建設は、これからも創業当初より取り組んでまいりました「職人の育成」や「建築工程の内製化」の更なる発展を目指し、社員全員が「職人」として様々な取り組みや技術向上に努めてまいります。

株式会社 平成建設 設立:1989年2月
本社:静岡県沼津市大岡1540-1
事業内容:建築工事全般(土地活用提案・住宅事業・リフォーム事業)不動産事業
Web:https://www.heiseikensetu.co.jp

配信元企業:株式会社 平成建設

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