アル・イテハドの元フランス代表FWカリム・ベンゼマが苦言を呈している。スペイン『スポルト』が伝えた。

昨夏レアル・マドリーを退団し、サウジアラビアのアル・イテハドへ向かったベンゼマ。元フランス代表MFエンゴロ・カンテや元ブラジル代表MFファビーニョ、元イタリア代表DFルイス・フェリペ、元セルティックポルトガル人FWジョタら多くのヨーロッパ経験者と共に戦っている。

そんなベンゼマサウジ・プロ・リーグでここまで20試合9ゴール7アシストの結果を残しているが、最後の得点は2023年の11月末とゴールから遠ざかっている状況。さらには練習欠席、合流遅れなどでクラブやマルセロ・ガジャルド監督との溝も囁かれ、1月には欧州復帰が取り沙汰されていた。

結局アル・イテハドに留まり、直近の5日に行われた第27節アル・タアーウン戦にもフル出場したベンゼマは、ゴールレスドローで終えた試合後に感情が爆発。AFCチャンピオンズリーグ(ACL)出場圏内の3位との差を縮められなかったこともあり、チームメイトにさらなる奮起を求めている。

ピッチ上での助けが必要だ。たくさん必要だ。僕1人では試合に勝てない」

また、マドリー時代とのパフォーマンスの違いにも言及。環境の違いや適応不足を要因に挙げた。

「試合も違えば選手も違う… だから僕はレアル・マドリーベンゼマではない。ここではまだ1年目だ」

なかなか止まない自らの去就の話題についてもコメント。アル・イテハドと向き合っているものの、退団の可能性が0ではないことをほのめかしている。

「アル・イテハドを離れる? いろいろなニュースがあるし、何が起きるかは見てみないとわからない… 僕はここでの戦いに集中しているし、考えるのはそれからだ」