スピリチュアリストの江原啓之がパーソナリティをつとめ、番組パートナーの奥迫協子とお送りするTOKYO FMのラジオ番組「Dr.Recella presents 江原啓之 おと語り」。

3月31日(日)の放送では、リスナーから届いたさまざまな相談に、江原がアドバイスを送りました。


江原啓之



<リスナーからの相談>
突然ですが、私は幸せです。仕事もあります。優しい家族もいます。住む家もあります。とても幸せで、本当にありがたいことだと思います。でも、その幸せを素直に楽しめません。

現在、6人に1人が貧困と言われる日本。テレビから流れてくるニュースは、国内外含めて悲しいことばかりです。娘や娘の友達のことを考えると、子どもたちの将来を憂いてしまいます。仕事を通して、町中で自分なりにできるだけのことをしていますが、悪い方向に進んでいるようにしか感じられず、自分の日々の行動が焼け石に水に思えて、無力感や罪悪感が募ります。

夫からは「人の心配をしすぎている。できることはしているんだから、自分の幸せを楽しめばいい」と言われます。今の時代をどんな心持ちで生きたらいいのでしょうか。

<江原からの回答>
江原:相談者さんの気持ちはとてもよく分かります。ただ、1つ間違えてしまってはいけないのは、今ここに生(せい)を受けているのならば、悲しみや怒りに目を向けつつも、楽しんだり喜んだり幸せを味わうことも大切です。

人生の学び、感動とは「喜怒哀楽」なんです。喜びも人生のカリキュラムに入っていることは、忘れてはいけません。学校のカリキュラムだって「体育」もあれば「算数」もあって、「音楽」もある。だから、音楽ばかり気にしていてもいけないし、体育ばかりでもいけない。せっかくあるカリキュラムを喜んで、受けることが大事です。

相談者さんのおっしゃることはよく分かります。世の中、嘘ばかりだと私も思います。世間を見ればいろいろな災害があって、本当ならば国がもっと援助をしなければいけないのに、裏金問題や闇献金の問題があったり……。嘘にあふれていて、あまりにも矛盾していることだらけですよ。

今の日本は、自由で民主主義の国だと言われていますけれど、言論が封じ込められるようなこともあって「戦時中なの?」と思ってしまうときもあります。このままでは世界はどうなっていくのだろうか、日本はどうなっていくのだろうかと思いますよ。

もっと単純な話をすると、この国は食料自給率も高くないですよね。「外国からいくらでも輸入できるから」と言っても、有事の際にはどうするの? と思います。こうした事実を知らない人も多いし、そういうことも含めて、気づいた人だけが不安になってしまう構図なんです。

でも、大丈夫。不安にならないで、やれることをやれば良い。相談者さんだって(仕事などを通じて、世の中を良くするために自分のできることを)やっているわけだから、そうやってみんなで気づいていけたらいいですよね。この番組は気づいている人たちが耳を貸す、言葉を交わす場なので、大丈夫だと思って、頑張ってやっていきましょう!


奥迫協子、江原啓之



●江原啓之 今夜の格言
「“幸せ”を味わうことも使命なのです」


----------------------------------------------------
3月31日(日)放送分より(radiko.jpのタイムフリー)
聴取期限 4月8日(月)AM 4:59
※放送エリア外の方は、プレミアム会員の登録でご利用いただけます。

----------------------------------------------------

<番組概要>
番組名:Dr.Recella presents 江原啓之 おと語り
放送日時:TOKYO FM/FM 大阪 毎週日曜 22:00~22:25、エフエム山陰 毎週土曜 12:30~12:55
出演者:江原啓之、奥迫協子
番組Webサイト:http://www.tfm.co.jp/oto/
江原啓之「世の中、嘘ばかりだと私も思いますが…」現在の日本を憂う相談者に届けた言葉とは?