びっくりドンキーといえば、「ハンバーグが美味しいファミレス」、そんなイメージの方も多いかもしれません。だから土日に家族としか行ったことがない……のだとしたらそれはもったいなさすぎます。なぜならびっくりドンキーファミレスとして意外にも様々な楽しみ方ができる場所だから。


今回はびっくりドンキーの裏技的な楽しみ方を伝授します。


びっくりドンキーの裏技的楽しみ方①ちょい飲みができる
まずは「ちょい飲み」ができる場所としての楽しみ方です。特に気ままに一人飲みが出来る場所として最適!


なかなか一人では居酒屋に入りづらいという方もいると思いますが、びっくりドンキーなら昼間からでも広い席でちょっとだけお酒を楽しむことができちゃいます。



ブロッコリーの箱舟」、「イカ唐揚げ」、「ミニポテト」、「ドンキーハウスビール〈樽生〉」でちょい飲み



特におすすめなのは小樽で製造しているびっくりドンキーオリジナルビールに「イカの箱舟」「ブロッコリーの箱舟」「イカ唐揚げ」などのメニューを合わせること。


特に「箱舟シリーズ」は香ばしい醤油味がベースなのでお酒が進みます!さらに「ミニポテト」はお芋好きなら絶対に注文しましょう。ただし全然「ミニ」じゃなくてお得感が半端ないボリュームなので要注意……!


びっくりドンキーの広報担当によると、このビールはドイツ産有機栽培麦芽・ドイツアロマホップ・水・自家製酵母のみを原材料としており、保存料や安定剤の添加や炭酸ガスの注入を一切行わないドイツの伝統的な製法で醸造しているのだそう。


ノンアルコールも種類が豊富なので、お酒が苦手な方や車で来ているという方も「ちょい飲みキブン」を味わうことは可能です!ちなみに24時まで営業している店舗も多いので、飲んだあとに“締めパフェ”をしに来る方も多いみたいですよ。


びっくりドンキーの裏技的楽しみ方②カフェとしても居心地が良い



ディッシュサラダS



びっくりドンキーはひとつの座席が広いのも特徴のひとつ。1人で訪れた際も4人掛けが可能なテーブルに案内していただくことが多いです(というか、その広さの席しかない……?!)。そのため、周囲に気兼ねなくゆったりと過ごすことができます。


定番&季節限定のパフェと珈琲で、喫茶店のように過ごすことも可能です。


「ハンバーグ屋の珈琲なんて美味しいの?」と思われるかもしれませんが、びっくりドンキーの珈琲は時季によって珈琲豆の産地を選定、実際に現地に足を運んで品質をチェックしたものだけをすべて自社工場で焙煎するほどこだわっているとのことです。


びっくりドンキーの広報担当によると、「シングルオリジン」はひとつの産地の豆だけを使用するため、特徴が際立つ味わい、「ブレンド」は年や季節によって各地の豆の品質を見極め、最適な味わいになるようにしているのだとか。そのため本格的で芳醇な香りに驚きますよ!



珈琲はテイクアウトが可能



そして、珈琲はテイクアウトが可能。コンビニ珈琲のようなカップに入れてもらえるので食後に持ち帰ることもできます。ちなみに珈琲を頼むとつけてもらえるスティックシュガーには“大吉”が隠れていることが……。



通常のスティックシュガー




“大吉”のスティックシュガー



筆者も出会うことができました!大人になってもこういうの、ワクワクしてしまいますよね。


びっくりドンキーの裏技的楽しみ方③お仕事スペースとしても快適
上級者な利用方法かもしれませんが、びっくりドンキーは前述のように座席が広いこともあり、お仕事スペースとしても快適です。


会社員の方がリモートワークの場所として……は少し難しいかもしれませんが、筆者のようにフリーランスなら「ちょっとこの原稿をびっくりドンキーで」なんてこともできちゃいます。



コンセントがあるからPC作業もできる!



その理由はコンセントが全席にある&Wi-Fi導入店舗が増えているから!なんとなく、店員さんがうろうろ(…は失礼ですが)されていると気になってしまうものですが、びっくりドンキーはメニューがタブレットでテーブルに常設されているので、店員さんは基本的に注文したものを運んでくるときだけ来られます(そして店舗によっては配膳ロボットが運んでくることもあります)。



ちなみに、びっくりドンキーの代名詞でもある木の大きなメニューですが、現在は一部店舗のみにしかありません




しかし、タブレットでは人数を入れると……




木製メニューの扉が開くアニメーションを見ることが出来ます!




この注文タブレットがとても便利で、いちいち手を挙げて「すみませーん!」と店員さんを呼ぶ必要もないし、「お水のおかわりがしたい」「食後に注文していたデザートや珈琲を今運んできてほしい!」という時もタブレットからボタンひとつで依頼が可能!


最後のお会計もセルフレジなので、筆者のように「プライベートでは極力(店員さんとさえ)会話したくない」という人見知りさんにも居心地が良い場所なのです。



タブレットからボタンひとつで「お水をください」「食後の珈琲を今ください」が無言で依頼可能!




お会計もセルフレジなので、あまり人と接するのが得意ではない筆者にはありがたい……



◆番外編:社員イチオシの裏技的メニュー「イカの箱舟丼」
最後に、びっくりドンキーの社員の方に教えてもらった「裏技的メニュー」をご紹介します。それは「イカの箱舟丼」。



「イカの箱舟」「ごはん」「みそ汁



まずは単品で「イカの箱舟」「ごはん」を注文します。



これが「イカの箱舟丼」だ!



そして「イカの箱舟」を「ごはん」の上に乗せて丼にするだけ。ビジュアルはそこまで派手ではありませんが、これが美味しい!イカと米が合うのは想像できると思いますが、特に「イカの箱舟」の上に乗っている焦がしマヨネーズとごはんの相性が最高なんです!可能なら「焦がしマヨネーズ」大盛で……とお願いしたい。



ちなみに、みそ汁びっくりドンキーこだわりのメニュー。びっくりドンキー社内でも自慢のようで、「味噌は信州みそを使用し、店内で毎日出汁をとって調理して提供しています」とのこと。メインメニューのハンバーグと相性が良い味わいに計算しつくされているとのことですが、もちろん単品で注文してもホッとできる味です。


今回はびっくりドンキーの裏技的楽しみ方をご紹介しました。「たまに家族で行くだけのハンバーグファミレス」として認識している方はもったいない!「ちょい飲み」「カフェ」「作業できるワークスペース」と様々な活用を楽しんでみては?


<取材・文・撮影/松本果歩>


【松本果歩】インタビュー記事から食レポ記事までジャンル問わず執筆するフリーランスライター。コンビニを愛しすぎるあまり、OLから某コンビニ本部員となり、店長を務めた経験あり。


Twitter:@KA_HO_MA



「ブロッコリーの箱舟」、「イカ唐揚げ」、「ミニポテト」、「ドンキーハウスビール〈樽生〉」でちょい飲み!