●日本の南国、宮崎県。平均気温17度の温暖な気候で、プロ野球のキャンプ地として有名です。雄大な自然とおいしいグルメをめぐるモデルコースを紹介します。
一年を通して温かで、自然が豊かな宮崎県。プロ野球選手が冬季の間、キャンプ地に選ぶ温暖な土地です。グルメも豊富で、日本最高峰の黒毛和牛「宮崎牛」を筆頭に、カツオ一本釣りやマグロ漁なども有名ですね。
さらに宮崎県は神話の源流と言い伝えられ、見所が多いのも特徴。高千穂や日南など手つかずの美しい景色が残されていますし、パワースポットとしては神武天皇が生まれ育ったと伝えられる地や古墳、遺跡など歴史マニアにもおすすめです。
そこで今回は宮崎の名所とグルメをぎゅっと詰め込んだ1日観光モデルコースを紹介します。
朝：初代天皇神武天皇を祭神とする『宮崎神社』で参拝
「宮崎神社」は、日本の初代天皇・神武天皇を祭神とし、神武天皇の孫にあたる健磐龍命（たけいわたつのみこと）が創祀したと伝えられる神社です。平日の朝でも参拝客があり、地元の人からも大切にされています。受験シーズンは必勝祈願や合格祈願にと数千件を超える祈願がある宮崎県屈指のパワースポットとして知られています。
『平和台公園』の『はにわ園』で癒やしの散歩
宮崎市の高台に位置する平和台公園は、神武天皇即位から2600年にあたる紀元2，600年記念事業の一環で建てられた高さ37mの巨塔が見どころ。園内は花が綺麗に植えられていて、高台にあるので空気も気持ちよく、散策にピッタリです。
さらに、園内を進むと、「はにわ園」があり、レプリカのはにわが400体も佇んでいます。1体として同じはにわがなく、表情もポージングもとっても癒されます。
ランチ：名物「チキン南蛮」で腹ごしらえ
宮崎神社、平和台公園と散策が続いて、お腹も空いてきました。ということで、宮崎グルメとして押さえておきたいチキン南蛮の元祖『おぐら』へ行きましょう。
元祖の味を知れば、これまで食べていたものがチキン南蛮風だったことに気付かされます。甘酢タレにしっかり漬けられ、衣までしみしみの鶏胸肉に、タルタルソースがかかっています。このソースが特徴的で、まろやかでコクがあるのに、たっぷりかかっていてもしつこくないのです。
訪問日は平日にもかかわらずオープン前すでに30名ほどが待っていたほど、根強い人気に驚きました。
おやつ：ドライブのお供に『わらべ』の「チーズ饅頭」
ここから車で移動するので、車中のお供を買いましょう。宮崎のお土産といえば、「チーズ饅頭」。中でも宮崎市内に1店舗しかなく、本店でしか絶対に買えないのが、『おぐら』の「チーズ饅頭」です。地元の人やタクシーの運転手さんに聞いても、「ココが一番」と口を揃えるほど。
『わらべ』の「チーズ饅頭」は、クッキー生地のようにサクサクの皮の中に、チーズクリームがたっぷり入っています。作り立てはザクっと食感が良く、生地の香りも良し。日をおいて生地がしっとりしてきてから食べるのも美味。変わらぬ安さも人気の秘訣でしょう。
ランチ後は周囲1.5kmのパワースポットへ「青島神社」
島全体が境内と言われる青島は、周囲1.5kmの海上にポツンと浮かぶ島。島中央に社があり、弥生橋を渡って参拝に向かいます。ハートの絵馬など、恋愛成就に強く、多くの観光客でにぎわいます。
参拝後はカフェやフォトスポットでのんびりと過ごしましょう。幸せの黄色いポストは、実際に手紙を投函できますので、旅の思い出に家族や友人に手紙を書いてみませんか？
宮崎一の映えスポット『サンメッセ日南』
日南海岸は地元の人も大切にしているドライブスポット。海岸沿いに夕暮れと海を眺めながらのドライブは最高ですよ。
車を走らせ見えてくるのが、『サンメッセ日南』。イースター島から特別許可を得て作られたモアイ像の復刻は宮崎を代表する映えスポットです。ほかにも、ブランコやカラフルなオブジェなど、フォトスポットも満載です。
夜ごはんはやっぱり宮崎牛！焼肉店『犇』へ
野球選手もこぞって訪れるという、高級焼肉店『犇（ひしめき）』。最高ランクの宮崎牛をテーブルへ提供するまで極力空気に触れないように真空パックで保管。必要な分だけを切ったらまた真空パックにし直すという徹底ぶりです。人生最高の焼肉体験が待っていますよ。
●SHOP INFO
店名：犇（ひしめき）
住：宮崎県宮崎市橘通東3-5-24
営：17:00～24:00
TEL：0985-65-3818
休：不定休
https://www.miyazaki-hishimeki.com/
宮崎県はグルメも自然も史跡も盛りだくさん！
1日モデルコースをご紹介しましたが、もし延泊するなら都井岬で野生の馬を見に行ったり、西都原古墳で史跡巡りするのもおすすめです。宮崎県のグルメと自然に思いっきり癒されてみませんか？
（撮影・文◎亀井亜衣子）
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