6日、コパ・デル・レイ(国王杯)決勝アスレティック・ビルバオ対マジョルカが行われた。

 40年ぶりの優勝に挑むアスレティック・ビルバオと、21年ぶりの優勝を狙うマジョルカが『エスタディオ・オリンピコ・セビージャ』で対戦。試合が動いたのは21分、右CKを得たマジョルカはゴール前で波状攻撃を仕掛けると、最後はMFダニ・ロドリゲスが右足のコントロールショットでゴールネットを揺らした。マジョルカが先制に成功する。

 対するアスレティック・ビルバオは39分、FWニコ・ウィリアムズがゴールを決めるも直前のプレーオフサイドの判定。試合は0-1でハーフタイムを迎える。

 後半立ち上がり、アスレティック・ビルバオはN・ウィリアムズのスルーパスからペナルティエリアで前を向いたMFオイアン・サンセトがゴールを決め、スコアは1-1と振り出しに。その後両チーム一進一退の攻防を見せるも互いにゴールは許さず、試合は延長戦へ突入する。

 そしてその延長戦でも試合は動かず迎えたPK戦、3人目までに2人が失敗したマジョルカに対して全員がゴールを決めたアスレティック・ビルバオが、40年ぶりのコパ・デル・レイ優勝を手にした。

 殊勲のエルネスト・バルベルデ監督は、試合後の会見で「このタイトルは特別だ。他とは比べ物にならない。グラウンドで何が起きていたのかを見れば、これがファンにとって何を意味するのか、何年もの間これを求めてきたかを考えれば、理解できるだろう」と喜びを口にした。

【スコア】
アスレティック・ビルバオ 1-1(PK:4-2) マジョルカ

【得点者】
0-1 21分 ダニ・ロドリゲス(マジョルカ)
1-1 50分 オイアン・サンセト(アスレティック・ビルバオ)

国王杯を制したアスレティック・ビルバオ [写真]=Getty Images