2024明治安田J1リーグ第7節の3試合が、7日の15時から行われた。

 ついに前節初黒星を喫したFC町田ゼルビアは、敵地で川崎フロンターレと対戦。32分、左サイドで相手の裏に抜け出した藤本一輝のグラウンダークロスにU-23日本代表FW藤尾翔太が合わせ、町田は1点リードで折り返す。

 町田は50分にも藤尾がゴールネットを揺らしたものの、これはオフサイドで得点が取り消された。すると71分、町田が退場者を出して数的不利となる。GK谷晃生が、飛び出してきた相手FW小林悠をペナルティエリアの手前で倒してしまい、一発レッドカードを受け取った。それでも、町田は10人で1点のリードを死守。逃げ切った町田が、首位の座をキープした。

 浦和レッズはホームでサガン鳥栖と対戦し、5分に先制点を獲得する。岩尾憲のコーナーキックにチアゴ・サンタナが頭で合わせ、3試合連続ゴールを記録した。1点リードで折り返した浦和は53分、佐藤瑶大の見事なロングフィードから抜け出した松尾佑介が、相手GKをかわして冷静にフィニッシュ。点差を2点に広げる。

 浦和は83分にダメ押しの3点目を獲得。大久保智明がペナルティエリア内の密集でテクニックを光らせ、今季初ゴールを記録した。3-0で勝利した浦和は、2試合ぶりの白星となった。

 名古屋グランパスは、ホームでアビスパ福岡と対戦。福岡に押され気味の展開となったものの、スコアレスドローに持ち込み、名古屋の連勝は「3」で止まった。

 7日17時時点におけるJ1第7節の結果は以下の通り。

◆■J1第7節

4月6日(土)
北海道コンサドーレ札幌 1-0 ガンバ大阪

4月7日(日)
東京ヴェルディ 1-1 柏レイソル
アルビレックス新潟 0-1 セレッソ大阪
京都サンガF.C. 0-3 ジュビロ磐田
ヴィッセル神戸 1-2 横浜F・マリノス
サンフレッチェ広島 2-0 湘南ベルマーレ
浦和レッズ 3-0 サガン鳥栖
川崎フロンターレ 0-1 FC町田ゼルビア
名古屋グランパス 0-0 アビスパ福岡
17:00 FC東京 vs 鹿島アントラーズ

町田の藤尾翔太(左)と浦和のT・サンタナ(右) [写真]=金田慎平、清原茂樹