2024年4月6日、澎湃新聞は、上海市の商業施設にあったスロープ式のエスカレーターに女性が巻き込まれる事故が発生したと報じた。

記事は、上海市奉賢区の消防隊が5日、同区の肖塘路にあるスーパーマーケット内で現地時間4日午後4時半ごろ、30歳前後の女性がエスカレーターに巻き込まれたことを明らかにしたと伝えた。

消防隊によると、事故発生から約10分後に消防隊員が現場に駆けつけた際、女性の腰から下の部分が段差のないスロープ型のエスカレーターの床下に落ちて動けなくなっていた。エスカレーターは故障して動かなくなっていた上、シャフトやガイドレール、制動装置、チェーンなど内部構造が複雑なため消防隊員だけでは簡単に救助できなかった。エスカレーターのメンテナンス担当者の指導のもとでドライバーを使って床板を取り除き、電動のエキスパンダーや油圧ロッドなどを使って空間を広げ、約30分後に女性は無事救出されたという。


エレベーターの床が外れて女性が巻き込まれた詳しい原因については明らかになっていない。

この事故について、中国のネットユーザーは「前にも悲惨な事故が発生してきたのに、また事故がおきた。どうしてエスカレーターの事故はこんなに多いのか。本当に真剣に考えるべきだ」「床板の固定を強化する、床板の下にネットを取り付けて内部に落ちるのを防ぐなどエレベーターの安全強化はできるはずなのに」「今の問題は、当局が合格証書の有無だけを確認して、本当の品質や安全性の確認をないがしろにしていることだ。日常的な抜き打ちの品質検査をもっとやってほしい」といったコメントを残している。(翻訳・編集/川尻)

6日、澎湃新聞は、上海市の商業施設にあったスロープ式のエスカレーターに女性が巻き込まれる事故が発生したと報じた。