リバプールイングランド代表DFジョーゴメス。今季安定の26歳は、その言葉の節々にも力強さがみなぎる。

GK以外の守備的ポジション全てをハイレベルに請け負うジョーゴメス。常にケガと向き合う26歳だが、今季は大きな離脱もなく、ここまで公式戦43試合でプレー。ケガ人多発のリバプールにおける、現時点でのMVPと言っても差し支えない。

直近のシェフィールド・ユナイテッド戦(3◯1)は左サイドバックとして73分間プレー。もはやどこが本職かよくわからなくなっているが、この度『Liverpooifc.com』では、タイトルを争うシーズン最佳境を前にし、今季ここまでを振り返る。

「僕もリバプールに来て長くなったね。このクラブが僕の人生において、どれほど大きな意味を持つか、もう僕の口から説明する必要はないと思う。1試合1試合集中して取り組む…今季の僕らはここまで“使命”を果たせているはずだ」

「まだ見ぬ栄光にこだわったり、時にリフレッシュしたり、シーズンの最後に到達すべき目標(タイトル)を頭で考えたり…そんな余裕は今の僕らにない。『今ここからできる限りのことをしよう』の連続でここまで来たし、それが最高の形になるといいな」

また、自身の今季ここまでを問われたジョーゴメス。謙虚な受け答えではあるが、やはり確かな手応えを感じさせる。

「そう、僕も“使命”を果たすためにやっているし、それは監督から僕ら選手に期待されることであり、僕らの仕事。試合ごとに異なるポジションを任され、それは時に面白く、時に難題となるけど、チームに貢献できて本当に嬉しい」

「とにかく選手全員が同じ最終目標へ向けて突っ走っている最中だ。サポーターもわかってくれているんじゃないかな。僕らにとって努力の証明は『何かを手にすること』。今季は特にそうだ」

2月に今季最初のタイトルとしてEFLカップを制し、現在はヨーロッパリーグ(EL)でベスト8に残り、プレミアリーグで首位に立つリバプール

次の一戦(7日)はマンチェスター・ユナイテッドとの敵地でのプレミア第32節。前回のオールド・トラッフォードでは敗れ、FAカップからの敗退を余儀なくされた。

まずはユナイテッドリベンジして、首位をキープ、そして11日のEL準々決勝1stレグ・アタランタ戦へ。まだまだ険しい道のりが続くリバプールだ。

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