先月23日の『RIZIN LANDMARK 9 in KOBE』で武田光司に判定負けした萩原京平が7日、自身のYouTubeチャンネルに動画を投稿し、これまでのフェザー級(66キロ以下)からバンタム級(61キロ以下)に階級を下げて戦っていくことを宣言した。

【写真】萩原京平の近影公開 三久保宏治トレーナーがSNSでアップ

  萩原は昨年9月に牛久絢太郎に敗れた直後から、自身のファイトスタイルを根底から見直すため昨年末からアメリカ修行を決意し、前バンタム級王者のフアンアーチュレッタのジムでハードな練習に取り組んできた。しかし武田戦ではタックルを切ることができず、自身の武器である打撃を発揮できないまま判定0-3で敗退。試合後には「ちょっと限界なのかなと思いました」と語っていた。

 それ以降は沈黙を守ってきた萩原だったが、試合から2週間が経過したタイミングで動画を公開。「限界」と発言したことで、多くのファンから「引退しちゃんうんですか」と声を寄せられたことを明かし、「たくさん応援されていたと感じられたし、もっと頑張ろうという気持ちになれた。引退はないんで」と現役続行を明言した。

 そして、「これからはバンタムで戦っていこうと思います」と明言。アメリカ修行で「力負けすることが多かった。体を大きくして対抗していこうと思ったけど、時間もかかるし、自分の長所である打撃を生かして勝つ確率を上げるために、階級を下げることにしました」と語った。

 バンタム級転向後の初戦で対戦したい相手として「自分としては瀧澤謙太選手とやりたい」と、2021年のバンタム級グランプリでベスト4という実績を残した瀧澤を指名。同グランプリ準決勝では現バンタム級王者の朝倉海に敗れたものの、判定まで持ち込む激闘を繰り広げた。

 指名された瀧澤は、萩原のバンタム級転向を報じるXのポストを引用して「おー!」と対戦に応じる姿勢を見せた。ともに打撃を得意とするストライカー、そして前戦ではともに敗れているが、この2人の対戦は実現するのか。

 萩原の動画では、試合後に何をしていたのかや今後の展望も語られている。

これまでのフェザー級から階級を下げてバンタム級転向を宣言した萩原京平 (C)ORICON NewS inc.