ボローニャを率いるチアゴ・モッタ監督に、マンチェスター・ユナイテッドが関心を寄せているようだ。6日、イタリア紙『ガゼッタ・デッロ・スポルト』が伝えている。

 現在41歳のチアゴ・モッタ監督は、2018年5月にパリ・サンジェルマンで現役を引退し、2カ月後に同クラブのU-19チームの監督へと就任して指導者デビューを果たす。2019年10月には現役時代にもプレーしたセリエAジェノア指揮官に就任するが、不振に陥っていたクラブを立て直すことができず約2カ月後に解任。しかし、2021年7月から率いたスペツィアではチームをセリエA残留に導き、シーズン終了後に双方合意の下で契約を解除すると、2022年9月にボローニャの監督に就任した。

 ボローニャでは特徴的な「4-3-3」のシステムを軸に攻撃的なサッカーを披露し、今シーズンのセリエAで4位につけるクラブを躍進に導いているチアゴ・モッタ監督。今夏にボローニャとの契約が満了を迎える同監督には、以前よりユヴェントスなどが招へいを画策中と報じられてきたが、同紙はエリック・テン・ハフ監督の後任としてマンチェスター・ユナイテッド指揮官に就任する可能性があると主張している。

 一方で、ユヴェントスマンチェスター・ユナイテッド以外にも、他のプレミアリーグのクラブやスペインポルトガルに新天地を求める可能性も指摘しながら、いまだチアゴ・モッタ監督の去就が不透明であることを強調。代理人を務めるダリオ・カノヴィ氏は、かねてより同監督が将来的にチャンピオンズリーグ(CL)の舞台で指揮を採ると公言しているが、現在はボローニャもCL出場圏内に位置しており、両者が新契約締結に合意する可能性も紹介した。

ボローニャを率いるチアゴ・モッタ監督 [写真]=Getty Images