【モデルプレス=2024/04/08】日向坂464月6日~7日の2日間、神奈川県横浜スタジアムにてデビュー5周年記念ライブ「5回目のひな誕祭」を開催。ここでは、最終日となった7日の模様をレポートする。

【写真】日向坂46、ミニ丈衣装で美脚披露

日向坂46、デビュー5周年記念ライブ開催

そらいろ」をイメージカラーとする同グループが、ブルーを基調にした同会場で「ひな誕祭」を行なうのは、昨年に続き2度目。四期生の正源司陽子が表題曲初センターを務める11thシングル表題曲「君はハニーデュー」の初披露や、アンダーグループ「ひなた坂46」の発足も発表され、グループ創設以来の変革を印象付けるライブになった。

7日公演は、ファンとのコールの掛け合いが楽しい楽曲「HEY!OHISAMA!」でスタート。アリーナ席に設置された花道や、スタンド席通路にもメンバーが登場し、日向坂46のライブらしくファンと近い距離でコミュニケーションを取った。続く「キツネ」では、特効の火柱が会場を熱くするとともに、間奏でメンバーたちが激しいダンスパフォーマンスを披露。そしてグループのモットーをタイトルにしたけやき坂46時代の楽曲「ハッピーオーラ」を歌唱した。

その後ステージにメンバーが集合して挨拶を終えると、キャプテンの佐々木久美が「伝説のライブにするぞー!」と気勢をあげ、佐々木美玲のソロダンスから「アザトカワイイ」、上村ひなののソロダンスから「Am I ready?」をパフォーマンス。キュートなアイドル性で会場を魅了した。「Am I ready?」では、横浜DeNAベイスターズのマスコット、DB.スターマンDB.キララも登場し、サビのうさ耳ダンスを一緒に踊ってステージを盛り上げた。

そして、MCでは富田鈴花が「C&R」(コール&レスポンス)と称して「Say横浜!SayひなたSay中華!Say小籠包!Say焼売!Sayパンダ!」と横浜の名物を列挙。さらに「ひな誕祭」の演出が昨年より進化していることに触れ、「毎年リニューアルアップしたい」と独特な表現をして会場を和ませた。

◆ファンと交流&客席を一周するパフォーマンスも

ここからは期別曲のブロック。まずはスタンド席に設けられた特設ステージに四期生が登場し「シーラカンス」をパフォーマンス。続いて三期生がスタンド通路をトロッコで移動しながら「青春ポップコーン」を歌唱。今度はスタンド特設ステージに一期生が上がり「愛はこっちのものだ」をクールに踊った。最後は、メインステージで二期生がけやき坂46時代の楽曲「未熟な怒り」を歌唱。ちょうど日が落ちたタイミングの横浜スタジアムを、けやき坂46のイメージカラーである緑のペンライトが覆った。

さらに、三期生のMCを挟んで、ラメ入りのガーリーな衣装に身を包んだメンバーたちが大きなフロートに乗って登場。アリーナ外周を一周しながら「声の足跡」「思いがけないダブルレインボー」を歌い上げた。

続くMCでは、ファンが“本当に盛り上がっているか”を靴を飛ばして占いたいと河田陽菜が提案。大きく蹴り上げた靴は、ステージ端から1cmのところでギリギリ止まったが、表でも裏でもなく横を向いているという「微妙なところ」という結果に。ここで、ファンの助けを借りて、これから1年間使用する「Overture」のボーカルトラックを収録することに。ファンは盛大な声で応え、盛り上がりを証明した。

◆ファンのリクエスト投票で決定したユニットコーナーも

次のブロックでは、小坂菜緒のソロダンスから「僕なんか」、久美のソロダンスから「君は0から1になれ」と、シングル表題曲とアルバムリードトラックで畳み掛ける。その後、四期生の平岡海月と山下葉留花による、横浜スタジアムのアナウンス室からのMCを挟んで、ファンのリクエスト投票によって決まったユニット楽曲のコーナーへ。「三輪車に乗りたい」「やさしさが邪魔をする」「See Through」を続けて披露した。

「三輪車に乗りたい」では、発表当時美玲とともに楽曲を歌っていた卒業生の柿崎芽実の代わりに、濱岸ひよりが参加。「やさしさが邪魔をする」では加藤史帆上村ひなのとともに、卒業生の渡邉美穂の代わりに四期生の小西夏菜実が歌唱した。

「See Through」は、「なおみく」コンビとして知られる二期生の金村美玖、小坂が、それぞれ黒一色、白一色の衣装を着て、息の合ったパフォーマンス。続いて、バックネット裏スタンドの屋上エリアに、富田鈴花と松田好花によるユニット「花ちゃんズ」が登場。夜空に1番近い場所から「飛行機雲ができる理由」をアコースティックギター弾き語りした。

続くブロックでは、5日に卒業したばかりの齊藤京子のセンター曲「月と星が踊るMidnight」を四期生がパフォーマンス。センターの小西をはじめ、気迫のこもった表情で先輩の意志を継承した。

また、「NO WAR in the future 2020」は、森本茉莉の「全員で行くぞ!」という掛け声でスタート。これも齊藤がセンターを務めていたライブ定番曲だが、今回の「ひな誕祭」からエレクトロニカ調のリミックスバージョンを使用し、楽曲の進化を見せた。間奏のダンストラック後には金村美玖が「騒げー!」と珍しく絶叫し、会場を熱狂させた。

◆本編最後は新曲「君はハニーデュー」

本編最後の楽曲前にはVTRが流れ、正源司の目元のアップから始まり、これまでの日向坂46の活動の中で訪れた数々の「初めて」や仲間との「別れ」を回顧。そして「さあ、みんなで、一緒に踏み出そう」という言葉とともに、メインステージに正源司が登場。この「ひな誕祭」で初披露された5月8日発売の新曲「君はハニーデュー」をパフォーマンスした。

イントロでは過去の楽曲のセンターたちが登場し、新センターの正源司にバトンを受け渡すような振り付けも。アップテンポの明るい曲調と全身を弾ませるメンバーたちのダンスが、6年目に向かうグループの若返りを印象付けた。

◆佐々木久美「今の日向坂46にもう迷いはありません」

アンコール1曲目は、グループのライブ定番曲「誰よりも高く跳べ!2020」。久美の「おひさまー、跳べー!」という煽りで、会場中が大きなジャンプを見せた。

そして日向坂46のライブには欠かせない「JOYFUL LOVE」へ。ファンのサイリウムが作る「虹」に包まれ、メンバーたちが優しく歌い上げる中、各期の代表がスピーチ

最後にマイクを取った久美は「日向坂46はたくさんの夢を持っています。個人の夢だったり、グループの夢だったり。自分たちには大きすぎる夢も持っています。夢を持つことはときには無理だって言われたり笑われたり、そんなときもあるかもしれません。でも私たちは自分たちのことを信じています。そしておひさまのみなさんも、私たちのことを信じてくれてるんだなって、いつも感じています」と思いを告白。「だから、夢を見続けられます」と続け、「今の日向坂46にもう迷いはありません。みんなで、手を繋いで、横1列になって、これからもずっと、歩き続けていきます。そして、おひさまのみなさんと一緒に、大きな夢をたくさんたくさん、叶えていきたいです。そんな未来が、絶対に待っていると信じて、日向坂46は歩き続けていきます」と意気込みを語った。

さらに、この日はダブルアンコールとして、東京ドームへの思いが込められた「約束の卵2020」も歌唱。2022年以来の東京ドームへの進出という目標に向け、6年目を邁進していくことをファンに誓った周年ライブになった。(modelpress編集部)

◆「5回目のひな誕祭」7日公演セットリスト

M1.HEY!OHISAMA!
M2.キツネ
M3.ハッピーオーラ
M4.アザトカワイ
M5.Am I ready?
M7.シーラカンス
M8.青春ポップコーン
M9.愛はこっちのものだ
M10.未熟な怒り
M11.声の足跡
M12.思いがけないダブルレインボー
M13.僕なんか
M14.君は0から1になれ
M15.三輪車に乗りたい
M16.やさしさが邪魔をする
M17.See Through
M18.飛行機雲ができる理由
M19.月と星が踊るMidnight
M20.キュン
M21.恋は逃げ足が早い
M22.見たことない魔物
M23.好きということは
M24.NO WAR in the future 2020
M25.君はハニーデュー
EN1.誰よりも高く跳べ!2020
EN2.JOYFUL LOVE
WEN.約束の卵2020

【Not Sponsored 記事】

日向坂46/撮影:上山陽介