【写真・画像】 1枚目

WWEレッスルマニア4月6日・日本時間7日/フィラルフィア)

 約4.5メートルのラダー(はしご)の上から2人同時にムーンサルトで10人のレスラーをなぎ倒す衝撃シーン。さらにラダーの上に担ぎ上げて真っ逆さまにスラムを炸裂…。6組のタッグ・チームが争う仁義なきラダーマッチで、衝撃シーンが次々と飛び出した。

【画像】高さ約5メートルのラダーで衝撃技の数々(複数)

 WWEの年間最大イベント「レッスルマニア」DAY1で、統一WWEタッグ選手権6パックラダーマッチが開催された。RAWSMACKDOWNの統一王者であるダミアンプリーストフィン・ベイラーを筆頭に、予選を通過した5チームが参加し、ラダーの頂上に吊り下げられたチャンピオンベルトを取ったチームに選手権が移動するスリリングなルールで衝撃的な技が次々と飛び出した。
 
 まずリングの中央に3脚のスタンダード・ラダー(約4.5メートル)が設置された攻防のなかで、“ニュー・キャッチ・リパブリック”のタイラー・ベイトが、ラダーごとベイラーを担ぎあげエアプレーン・スピンを敢行、ラダーを剥がしてさらにぐるぐると回転して投げ捨て。自分自身の平衡感覚を失う程のスピンを披露する。

 大きな見せ場を作った“ニュー・キャッチ・リパブリック”はさらに場外に置かれたラダーにも素早く駆け登り、タイラー&ピート・ダンが4メートル超えの高さから息のあった両サイドムーンサルトを敢行。リング下の5つのチーム計10人をボーリングのピンのようになぎ倒す。

 この日のゲスト解説のファンキー加藤はこのデンジャラスなダイビングシーンについて「ラダーの上不安定ですけど同時に飛ぶことで安定させましたね…」妙に冷静な分析を披露。ファンからは「エグいw」「素晴らしい」「うそやろ…」と驚きのリアクションが起きる。

 乱戦のどさくさに紛れて早々とオースティン・セオリー&グレイソン・ウォーラーがSMACKDOWNタッグベルトを獲得し、目指すはRAWタッグのベルトのみ。ピンフォールも成立しない、ひたすら天井に吊るされたベルトを取らないと決着が付かない試合でやはり危険な投げ技も飛び出した。
 
 “DIY”トマソ・チャンパとベイトがラダーの頂上で殴り合う攻防のなか、チャンパがベイトを担ぎあげ4メートル超えの高さから真っ逆さまに落下する「ホワイト・ノイズ」を炸裂。マットに叩きつけられた2人はたまらず場外へエスケープ…リングにはロープに揺れるラダーだけが残されるシュールなシーンが映し出されるとファンも「とんでもないハードコア戦になってきてる」「無茶苦茶する」と半ば呆れるようなコメントで溢れた。

 試合は、誰もいなくなったリングにフラリと舞い戻ったRトゥルースが2度目のチャレンジでRAWタッグベルトの確保に成功した。(ABEMA/WWEレッスルマニア』)

キケンすぎて場内騒然…ラダーの上から“2人同時”の衝撃ムーンサルト! 10人一掃の瞬間「同時に飛ぶことで安定させた」