▽ サービスサイト

日本語版: https://finboard.jp

英語版https://finboard.net

当社は2017年に経済メディア「Stockclip」を開始し、2020年3月より「ストレイナー」として運営を続けてまいりました。上場企業の財務データを視覚化しながら要点をまとめることで、ビジネスパーソンや投資家の方々を中心にご購読いただいております。

今回リリースした「Finboard」は、日米上場企業の財務データを廉価に利用できるカスタマイズ型のデータベースです。利用者層としては主に個人投資家を想定しておりますが、新規事業や経営企画に携わるビジネスパーソン、執筆活動に財務データを活用したい記者やライター、整理された生の財務データを手に届く価格で使いたい学生の方々にもご利用いただけます。

企業リストの「カードビュー」で業績グラフを一望

上場企業の財務スクリーニングツールは数多く存在しますが、一つ難点があります。

一時的に業績が良い企業が紛れ込んだり、逆境に陥った優良企業を見逃してしまうのです。機能としての性質から仕方のないことではありますが、とりわけ株式投資において後者が投資機会になることは少なくありません。

Finboardの「企業リスト」機能では、東証各市場の上場企業リスト(ショーケースを参照)を用意しています。リスト内では財務や時価総額、株価騰落率をもとにスクリーニングでき、表またはカード形式に対応しています。

例えば、こちらのページでは東証プライム企業の業績グラフ、Webサイト、事業サマリーなどの情報がカード形式で表示されます(カードビュー)。業績グラフを一望すれば、継続的に業績が良くなっている会社かそうでないのかが一目で分かります


カードビューでは、業績グラフを株価チャートに切り替えたり、両方を並べて表示することも可能。事業サマリー(事業内容の要約)を表示すれば、どんな会社なのかがサクッと分かります

プレミアムプランならショーケース上の企業リストを参照したり、オリジナルのリストを作成できます。右上の「設定」ボタンから表示する値を変更できるほか、「ダウンロード」ボタンではCSVファイルに書き出せます。

年次の財務データを全て無料で公開

Finboardの土台をなしているのが、各社の財務データベースです。

EDINETやSECに開示される日米上場企業のデータファイル(XBRL)を独自に処理し、集積しています。同様にして財務情報等をまとめたWebサイトも多く存在しますが、やはり解決されていない点があります。それは、元の財務諸表データを「そのまま」集約することです。

売上ひとつをとっても、企業によって開示の仕方は様々です。表記上も売上高や営業収益といったバラツキがありますが、データ上はさらに多くのパターン(NetRevenue、TotalRevenue、OperatingRevenue、NetSales、...etc.)があります。Finboardでは各データをラベル情報とともに蓄積しており、元の財務諸表を名寄せして再現できます。


Teslaの売上、売上原価の構成。毎年の損益計算書を名寄せしている

各テーブルの一列目(例えば「Automotive Revenues」)をクリックすると、同一行のデータをグラフ化できます。各セルの数値部分をクリックすると、元の開示から該当する部分をハイライト表示します。


一列目クリックでグラフを表示

数値をクリックすると、元データをハイライト

生の財務諸表データは、個別企業を細かく精査する時ほど重要です。Finboardでは、全ての年次業績データを無料で開放しています。株式投資だけでなく事業の資料作り、大学のレポート作成、ブログ記事の執筆などにもお役立ていただけます。ぜひFinboardの財務データや業績グラフをご参照ください。

ただし、オリジナルのままでは比較する際に不便です。そこで、売上高や利益などの代表的な数値は横串で比べられるよう標準化しています。会社ページにある「損益計算書」「バランスシート」「キャッシュフロー計算書」のタブが財務諸表の名寄せ、「サマリー」に表示しているのが標準化したデータです。


会社ページのファーストビュー

会社ページのファーストビューには、株価と業績グラフが示されています。株価チャートは表示する期間を選べるほか、他企業と比較できます。「相対値」ボタンをクリックすれば、同じ期間のパフォーマンスを比べられます。業績グラフは年次・四半期それぞれの表示に切り替えられ、値を追加したり他企業との比較が可能です。

ページ上部の「マイリストに追加」ボタンをクリックすれば、自分で作成した企業リストに追加できます。気になった企業を追加していくだけで、あなた専用の銘柄調査リストになります。企業リスト機能を使えば業績や株価の監視は簡単なので、あとは深掘りするだけ。独自の調査こそが成否を分けることは言うまでもありません。

なお、株価データ(日次終値)はデータベンダーのXignite社および東京証券取引所とのライセンス契約を結んでいます。時価総額などの各種指標については、開示上に含まれている発行済株式数などの値を元に算出しております。

各種機能を連携できるエディタ機能

「Finboard」というサービス名は、「Financial dashboard」から着想しました。「エディタ機能」では名前の通り、自分だけのノートやダッシュボードを作成できます。

文字や画像だけでなく、業績や株価のグラフ、企業リストを埋め込むことが可能。各要素をドラッグドロップで並べ替えることもできます。ページ幅を「フル」に設定すれば、ダッシュボードのように画面いっぱいに使うこともできます。


監視銘柄のダッシュボードを作ったり、投資に関する日々の考えを財務データとともにメモしたり、特定業界に関する調査をまとめたり。機能はシンプルですが、使い方は無限です。

今後の開発ではデータベースエディタ機能の完成度を高めつつ、生成AIとの連携機能に注力します。業績データや非財務情報をインプットしたAIを簡単に使えれば、可能性は広がります。

まだまだ改善点も多いFinboardですが、当社のメディア運営では知られざる好調企業を発掘したり、データ収集作業を削減したりと役立っています。2023年4月には、企業リストのカードビューを使うことで、まだほとんど注目されていないスーパーマイクロコンピューターを見つけ出しました。

プレミアムプランは月額15ドル(税込)での提供を予定しておりますが、ベータ版期間中にお申し込みいただくと、ベータ版終了後にも月額5ドルでご利用いただけます

これからご利用者様の声を聞きながら、プロダクトを磨いてまいります。ご利用に際して不具合やご不明点がございましたら、いつでもyusuke@finboard.netまでご連絡ください。

配信元企業:株式会社ストレイナー

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