俳優の永田崇人が、日本初上演となるフィリップリドリーの一人芝居『ポルターガイスト』に出演することが決定。永田は同舞台で一人芝居に初挑戦し、主人公をはじめ、個性溢れるキャラクター10役を演じ分ける。

【写真】白シャツで佇む永田崇人の別カット

 『ポルターガイスト』は、2020年にロンドンのサザークプレイハウスにて初演された鬼才フィリップリドリーの一人芝居。2024年6月に村井雄演出、永田崇人により日本で初上演する。

 一人芝居でありながら、複数の人物が登場し、狂気とナイーブさを兼ね備えた主人公と、少女から近所のおじさんまで個性あふれるキャラクターたち10役を演じ分けるソロパフォーマンスに永田が挑む。

【コメント】
■永田崇人 コメント
俳優永田崇人30歳。脱皮します。一人芝居。この4文字の言葉に抱いていた印象は、憧れと恐怖です。そして、自分の中では前者が勝利したみたいです。リドリーの『ポルターガイスト』はホラーではありません。むしろ前向きなお話です。自分を信じてオファーをくださった関係者の皆様ありがとうございます。全身全霊をかけて挑む所存です。劇場にてお待ちしております。
≪プロフィール≫
永田崇人(ながた・たかと)
1993年8月27日福岡県生まれ。2015年3月に開業した東京ワンピースタワーの「ONE PIECE LIVE ATTRACTION」でモンキー・D・ルフィ役を1年間務める。
2016年以降、数多くの人気舞台に出演。中でも、ハイパープロジェクション演劇「ハイキュー!!」シリーズでは人気キャラクター音駒高校・孤爪研磨役として出演し人気を博した。
その後も出演する舞台や映像作品での演技が注目され、2.5次元作品以外の舞台などでも活躍の場を広げており、注目の俳優である。
■最新出演作:シン・時代劇ドラマ「君とゆきて咲く~新選組青春録~」山南敬助役 レギュラー(テレビ朝日・4/24~OA)、ABEMA TV「私たち結婚しました5」(配信中)。

■上演台本・演出:村井雄 コメント
コロナ禍で執筆されたフィリップリドリー氏による一人芝居に永田崇人さんと挑みます。主人公サーシャの精神的な(ソーシャルディスタンスの先に在るものに辿り着きたいと思います。どうぞ、ご期待ください。
≪プロフィール≫
村井 雄むらい・ゆう)
KPR/開幕ペナントレース主宰・脚本家・演出家
2006年に開幕ペナントレース(現「KPR/開幕ペナントレース」)を結成し、以降、全作品の脚本・演出を担当している。2019年5月には『Ashita no Ma-Joe: Rocky Macbeth』がニューヨークのJapan Societyより正式招聘され、レビューサイト「The Front Row Center」で最高評価である5つ星をはじめ、ニューヨークを代表する5つのレビューサイトから高い評価を得る。コロナ禍を経て、2024年1月には『HAMLET|TOILET』が再びJapan Societyより正式招聘、Under The Radar Festivalに正式参加し、ニューヨークタイムズでも注目作品として紹介され、連日ソールドアウトを記録し、多数の劇評から高い評価を得る。
東京2020パラリンピック閉会式ディレクター=AFTER THE GAMESパート担当。
演劇作品以外にもTVアニメのシリーズ構成・脚本も手掛ける。
石井光三オフィス企画には、2020年の朗読劇『日の名残り』(主演:眞島秀和)での演出・上演台本以来、二度目の参加となる。

【公演概要】
石井光三オフィスプロデュース『ポルターガイスト
2024年 6月14日(金)~23日(日)東京芸術劇場・シアターウエスト

作:フィリップリドリー  
翻訳:小原真里  
上演台本・演出:村井雄

ソロパフォーマンス 出演:永田崇人

チケット料金:全席指定 6,800円(税込)  
一般前売開始:5月10日(金)

<STORY>
10代で描いた大規模な壁画で注目された主人公のサーシャ
才能ある若手芸術家としてアート界に旋風を巻き起こすはずだった
しかし、今ではすっかり世間から忘れ去られ、文具店で働きながら絵を描き、古びた賃貸アパートにパートナーと住んでいる
輝かしい画家としての成功を手にいれられるはずだったのに、何が問題だったのだろうか…
芸術、家族、記憶に惑わされながら、本当の“自分”に気づく ある1日の出来事

フィリップ・リドリー作『ポルターガイスト』で一人芝居に初挑戦する永田崇人 (C)大沢尚芳