アメリカ、カリフォルニア州サウスサンフランシスコで3月、ある住民が警察に、自宅周辺でピューマがうろついている、と通報した。
これを受けた警察は、住民の監視カメラ映像を確認したのち、Facebookに「住民の家の監視カメラにフェンスに沿って歩くピューマが映っていた」と発表した。
確かにそこには大きなネコ科の生き物が写っていた。だが後に良く調べたところ、それはピューマではなく、かなり大きい飼い猫であることが判明したという。
カリフォルニア州、サウスサンフランシスコ警察(SSFPD)は3月27日に、FacebookやInstagramに1枚の写真を共有した。
それは塀を歩く巨大なネコ科動物の姿で、住民の家に設置された監視カメラがとらえたものだ。
警察はこの動物をピューマと思ったようだ。
「我々は周辺を捜索したが見つけることはできなかった。他に目撃情報もなかった」とし、「地域住民の方々は、くれぐれも見かけたら注意するように。例え遠くにいても一瞬で移動できることから警戒する必要があります」と投稿した。
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ピューマじゃなくて巨大なイエネコだった
だが翌日、警察はこの動物がピューマでないことを確認したという。ピューマだと思っていたのは、実際には巨大な飼い猫だったのだ。
警察はSNSの投稿を更新し、こうコメントした。
ピューマと思われた動物は実際には大きな飼い猫であることが確認できました。この地域に脅威はないことを報告します。それにしてもでかい猫だ
よかった、野生動物であるピューマは住宅地に出没してなかったのだ。それにしてもピューマと間違えられてしまうほどの猫ってどれほど大きいのだろう?
見たところ短毛種なんだけど。前にもワシントン州でイエネコがピューマと間違えられる事例があったが、アメリカは飼い猫も巨大なサイズが多いのだろうか?
この地域では猫を家の中と外を自由に行き来させているご家庭が多い。この猫を飼っていた家は明かされていないが、ちょっと気まずい思いをしたことだろう。
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ちなみに野生のピューマは実際にサンフランシスコ州に生息している。サンフランシスコのような都市部にもまれに現れることがあるようで、警察はピューマに遭遇した場合の対処法についてアドバイスしている。
もしピューマを見かけたら絶対に近づかないでください。もし遭遇してしまったら自分の存在を知らせることが重要です。大きな音をたて、自分を大きく見せ、ゆっくりと背中を見せずに後退してください
また外にペットの餌を置かないようにしてください。餌につられてやってくる可能性があります。もし目撃したら、地元の警察署、地区のレンジャー、または野生生物事務所に必ず報告してください
ピューマに対する対処法はクマに対する対処法とちょっと似てるね。
Written by parumo
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