ファミリーマートローソンは8日、物流課題に対する取り組みとして、初の共同輸送を開始すると発表した。11日から東北地方の一部地域で、アイスクリームや冷凍食品などを対象とした両社の物流拠点間を輸送し、同じトラックに混載する。

【写真】ファミリーマートとローソンの物流拠点

 両社は、2020年8月と22年2月に実施した大手コンビニエンスストア3社の共同配送実証実験に参加。実証実験終了後も、社会インフラとしての役割も担う両社が、安定的に商品を供給するための物流網の維持・構築が非常に重要と考え、協業の実現に向けて、両社で協議や実験を継続してきた。

 今回、両社の配送拠点の位置が条件に合致したことと、トラックに混載するスキーム構築が整ったため、共同輸送の実現にいたった。

 実験を除き、本格的にファミリーマートローソンが共同輸送を行うのは、今回が初めてとなる。

 「全国に店舗網を持つコンビニエンスストアとして、持続可能な供給体制構築のため、今後は他エリアへの拡大も視野に検討を進め、更なる効率化に取り組んでまいります」とコメントした。

ファミリーマートとローソンが共同輸送を開始 (C)ORICON NewS inc.