ロシア軍の攻撃をウクライナ軍の精鋭部隊が迎撃。

縦列で進むロシア軍の車両が次々と撃破される

ウクライナ国防省は2024年4月5日、同国東部ドネツク州のノヴォミハイリフカ村付近で、ロシア軍の攻撃を撃退したと発表。ロシア軍の車列が壊滅する様子をドローンで撮影した映像を公開しました。

映像では、土煙を上げながら縦隊で進むロシア軍の戦車や歩兵戦闘車が猛攻撃を受け、次々と撃破されています。最終的にロシア軍の車列は壊滅し、黒焦げになった車両の残骸が散乱。攻撃が失敗に終わった様子が捉えられています。

映像はウクライナ軍の精鋭部隊とされる空中機動軍(空挺軍)の第79独立空中強襲旅団が撮影したとのこと。ウクライナ国防省は映像の公開に合わせて「ノヴォミハイリフカ村付近でのロシア占領軍による攻撃の失敗は伝統となっている。今回、敵は戦車3両と歩兵戦闘車3両を失った」とコメントしています。

イギリス国防省は2024年4月4日ドネツク市南西部で報告されたロシア軍の攻撃が、3月に806回となり、2月の721回から増加して攻撃全体の38%を占めたと指摘。この努力にもかかわらず、ロシア軍はこの地域で目立った戦果を得ることができず、ノヴォミハイリフカのほか、ヘオルヒイウカやウロジャイネなどの小さな村で戦闘を続けていると分析しています。

ウクライナ領内に侵攻するロシア軍の車列(画像:ロシア国防省)。