小学校の入学式シーズン、子供たちは新生活に希望を抱いていることだろう。ただ、保護者は子供の持ち物に名前を書かなければならない。上履きに名前を書く際には、文字がにじみがちだ。

ネット上では、にじまない方法が話題になっていて…。

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■上履きに名前を書く時、「あるもの」を…

この時期、Xで布製のものに名前を書く際、文字をにじみにくくする方法が多数散見される。特に、ヘアスプレーを使った方法は毎年のように目にする印象だ。

やり方としては、まずゼッケンや上履きなど布製のものにヘアスプレーをやや濡れるくらいまでかける。しっかり乾かした後、油性ペンで書く。すると、文字がまったくにじまないというのだ。

ヘアスプレーに入っている成分によって、文字がにじむのを防ぐ効果があるという。

 

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■ネット上で絶賛の声続出

例年、上履きの文字のにじみを防ぐ方法は、ネット上で注目を集めている。「ドライヤーで乾かすとなおよし」「やってみたら全然違う」「身近にあるものでここまで変わるとは」「こういう知識もっと教えてほしい」など、絶賛する声が続出。

果たして、話題の方法は効果があるのか。実際に試した上で、油性ペンを販売するメーカーに取材を敢行した。

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■ヘアスプレーをかける方法を検証した結果…

油性ペン

まずは、件の方法を検証する。上履きにヘアスプレーを濡れるくらいまで噴射して、3時間ほど乾かす。

油性ペン

乾いたことを確認して油性ペンで書いたところ、サラサラした書き心地でまったくにじまない。スプレーをかけずに書いたものと比較しても一目瞭然。

油性ペン

何も付けずに書いた文字(写真左下)はにじんでしまったが、スプレーをかけた文字(写真上)はまったく変わらない。文字の仕上がりは文句なしだったが、スプレー噴射後の臭いが気になった。

今回は無香料のものを使ったが、部屋中にヘアスプレー独特のガスの臭いが残ってしまったのだ。実践する際は屋外で作業したほうが良さそうだ。

 

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■メーカーおすすめのアイテムも

続いて、マッキーをはじめ多くの油性ペンを販売するゼブラホールディングス株式会社に「ヘアスプレー油性ペン」の裏ワザについて見解を尋ねた。ヘアスプレーをかけた場所に油性ペンで書くことで、ペンに影響はないのか。

こちらの質問に関して、ゼブラホールディングスの担当者からは、「ヘアスプレーを使用した名前書きについて、弊社では特におすすめはしておりません」という回答が。メーカーお墨付きの方法ではないことは頭に入れておこう。

担当者によれば、「布へのにじみ対策」という点では、同社の「おなまえマッキー 細字」がおすすめだという。

油性ペン

書きやすいチップを採用し、布以外にも名前を書く頻度の高い、ビニール袋、プラスチック、金属など、幅広いシーンで使える商品だ。名前を記入するものが1~2つ程度であればヘアスプレーを使うのもありだが、あらゆるものに名前を書く入学式シーズンは「おなまえマッキー」を常備するのが賢明かもしれない。

 

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■執筆者プロフィール

斎藤聡人:1991年生まれ。『Sirabee』編集部記者。

某週刊誌の芸能記者を経て現職に。旧ジャニーズネタなど、芸能ニュースを中心に様々なジャンルを取材する。

チェーン店からローカル店まで様々な飲食店をめぐり、グルメ記事も手がける。仕事も兼ねた毎日のドラマ鑑賞が日課。

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