今回リニューアルした日本三大銘菓「山川」の特小サイズ『山川古今』(やまかわここん)

有限会社風流堂(島根県松江市)は、2024年4月11日(木)から、日本三大銘菓「山川」の特小サイズ『山川古今』の販売を開始致します。当日午前11:30より、島根県松江市 上定昭仁市長と、株式会社永江製粉 永江美紀社長をお招きし、風流堂寺町本店にてお披露目会と製造実演を実施いたします。

松江藩の茶人大名、不昧公の御好み菓子を、風流堂2代目が復刻した銘菓「山川」


風流堂2代目内藤隆

銘菓「山川」は、松江藩の茶人大名松平不昧公の御好菓子を、大正初めに弊堂2代目が復刻した打ち菓子です。しっとりとした口当たりと、後を引かない甘さが持ち味で、日本三大銘菓の一つとしてご愛用頂いております。

『山川古今』名前の由来


菓銘は『山川古今(やまかわここん)』

この度新しく、お手に取りやすい特小サイズを調製致しました。菓銘は『山川古今(やまかわここん)』。古(いにしえ)から今(いま)へ。今までも、これからも長く続いて欲しいという想いを込めて、名付けました。

松江市長と永江製粉社長を招きお披露目会開催


原料の生産を長年担ってくださっている株式会社永江製粉様にて

4月11日(木)午前11:30から島根県松江市 上定昭仁市長と、原料の生産を長年担ってくださっている株式会社永江製粉 永江美紀社長をお招きし、お披露目会を開催いたします。

風流堂5代目店主 内藤葉子より


風流堂5代目店主 内藤葉子

山川の本舗である風流堂は、改めて松江にて100年続く伝統銘菓にフォーカスし、不昧公より続く松江の和菓子文化をつないで参ります。今回、10年越しに考えていた山川のリニューアル版発売にあたり、気持ちを新たにし、身が引き締まる思いです。

不昧公御好み「山川」とは


不昧公は、山川の断面をも自然の景色に見立てた

「山川」は江戸後期の茶人大名松平不昧公が京都の紅葉の名所高尾の美しさを詠まれた「散るは浮き、散らぬは沈む紅葉(もみじば)の、影は高尾の山川の水」という歌を引き歌にして作られたお菓子で、その景色を赤と白が対になった打ち菓子に写しております。

赤を紅葉に、白を川(水)に見立て、時季により赤白を上下にしたり、白を間にはさんで浮かぶ紅葉と沈む紅葉で秋の移ろいを表現したりといった事を、茶席で楽しまれたと伝えられています。

また不昧公は、山川の断面をも自然の景色に見立てたと伝えられています。そのため「手で割って頂く」という事を大切にされていました。

不昧公が好まれた「山川」はそういった物語性や趣の深さを大切にした伝統銘菓です。

「山川古今」をお作りした理由


「山川」一枚入り

『山川』一枚入りは紅白で縁起が良く、茶席菓子としてのご用命のみならず、米寿など節目のお祝い事などにも多く使われております。

一方で、従来の山川は、はがきサイズほどの大きさで、食べきれないと言われるお客様もいらっしゃいます。

「一口サイズにカットしてほしい」とのお声もございます。裏側に敢えて入れている、切り目の一切れ分の大きさもまた、「一口サイズとしては大きすぎる」という声もございます。

これは茶席で供される一人分のお菓子の大きさが、時代とともに変化している事も大きく関わっていると存じます。

”見直したい”と考えながらも、”伝統を踏襲したい”という思いに心が揺れ、試行錯誤し、今回の本格的な発売開始に至るまで10年を要しました。『山川古今』は、松江の伝統銘菓として、不昧公が大切にされた山川の物語性を受け継ぎながらも、箱サイズで7×7センチとお手に取りやすく、召し上がりやすい大きさに調製致しました。

風流堂内で「山川プロジェクト」を作り、商品を開発


山川プロジェクトミーティングの様子。松江と東京のスタッフをオンラインでつなぎ打ち合わせを進めた。

店主の思いを実現するため、社員でプロジェクトを組んで商品開発に取り組みました。百貨店の有名バイヤーの方から「外から見える体裁」についてのアドバイスも頂き、それも念頭に入れ、紅白の縁起の良さが際立つパッケージに仕上げました。小さいながらも切り目も入っております。手で割って頂くと、ころりとした可愛らしい形に。

今後、職人商店街「五風庵」で月に1回山川の実演を実施


山川の製造風景

今回の『山川古今』発売を機に、職人商店街「五風庵」で、職人による山川の製造過程を見学していただける機会を月に1度、定期的に設けることといたしました。実演の日を平日の午前中にすることで、地元の小中学生にも社会科見学等で見てもらえる機会とし、若い世代に松江の伝統文化をつなぐきっかけとしていきたいと考えております。


お披露目会会場の風流堂寺町本店

風流堂『山川古今』お披露目会概要

名称:風流堂「山川古今」お披露目会

会場:風流堂寺町本店・五風庵(島根県松江市寺町151

日時:2024年4月11日(木)11:30~12:00

対象:報道関係者及び関係者

内容

有限会社風流堂社長 内藤葉子よりご挨拶

・株式会社永江製粉 永江美紀社長からひとこと

島根県松江市 上定昭仁市長からのお言葉

・職人による山川の製造実演(寺町本店内 実演工房 五風庵にて)

【お問合わせ先】

※ 当日ご取材にお越しいただけます場合は、事前に下記までご連絡くださいませ。

風流堂広報担当 池田・内藤

〒 690-0021  島根県松江市矢田町250-50

TEL:0852-21-2344

有限会社風流堂 日本三大和菓子処といわれる島根県松江市にて、
創業134年の老舗和菓子屋。

松江の代表銘菓として広く親しまれる「朝汐」と、
日本三大銘菓「山川」の本舗として知られる。

”朝汐餡”をはじめとした自家製餡に力を入れ、
できるだけ地元の素材を使った質の良い和菓子作りにこだわっている。

代々続く銘菓から、
JAL国際線ファーストクラス機内食で採用されたひとくち羊羹など
新しいアイデアを取り入れた和菓子まで、数々の菓子を生み出す。

現在、5代目にして初の女性社長が、伝統を大切にしながらも歴史を未来へつなぐため、日々奮闘中。

配信元企業:有限会社 風流堂

企業プレスリリース詳細へ

PR TIMESトップへ