監督・長井龍雪、脚本・岡田麿里、キャラクターデザイン・田中将賀の3人が贈るオリジナル長編アニメーション映画『ふれる。』より、主人公たちを繋ぐ不思議な生き物”ふれる”のビジュアル、ティザーポスターが公開された。

【写真】同じ島で育った幼なじみ3人がメインキャラクターに 映画『ふれる。』ティザーポスター

 本作は、不思議な生き物の力でそれぞれの気持ちを口にしなくても心がつながっている、幼なじみの青年3人組の物語。3人と1匹が、コミュニケーションが複雑化する現代で、人と人との本当のつながりを教えてくれる。

 監督を務めるのは『ハチミツとクローバーII』で監督デビューし、『とある科学の超電磁砲』『機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ』などを手掛けた長井龍雪。脚本には、映画『さよならの朝に約束の花をかざろう』『アリスとテレスのまぼろし工場』で脚本・監督も務めた岡田麿里。キャラクターデザインを務めるのは、『すずめの戸締まり』のキャラクターデザインや、『シン・エヴァンゲリオン劇場版』の作画監督を手掛けた田中将賀

 この3人といえば、2011年からテレビアニメとして放映され、2013年に劇場版が大ヒットした『あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。』。平成23年度(第15回)文化庁メディア芸術祭審査委員会推薦作品アニメーション部門/長編(劇場公開・テレビアニメ・OVA)に選出され、2012年には長井が芸術選奨新人賞メディア芸術部門を受賞。2015年には再度3人が集結したオリジナル作品『心が叫びたがってるんだ。』が劇場公開されると立て続けの大ヒットとなった。さらに2019年には『空の青さを知る人よ』が公開。そして2024年、今作で3人の才能がまたしても融合することとなる。

 先日開催された世界最大級のアニメイベント「AnimeJapan 2024」では、本作のメインキャラクター3人の姿が初披露され、同じ島で育った幼なじみ小野田秋(おのだ・あき)・祖父江諒(そぶえ・りょう)・井ノ原優太(いのはら・ゆうた)が20歳になって上京し、東京・高田馬場で共同生活を始めることが明らかにされた。BARでのバイト、不動産会社の営業、服飾デザイナーの専門学生と、生活はバラバラだが、いつも心はつながっていた。それは、本作に登場する不思議な生き物“ふれる”が特別な力で彼らを結びつけていたから―。

 このたび、解禁された“ふれる”のビジュアルは、トゲトゲとした見た目はハリネズミに近く、秋たちの出身の島伝承の生き物という設定。互いにふれることで互いの意思疎通が可能な、テレパシーにも似た謎の力を持ち、趣味も性格も違う彼らを結び付け、口にしなくてもそれぞれの言葉が流れこんでくる。そんな、“ふれる”で結びついた3人の友情はその隠された“もう一つの力”によって変わっていく。

 なお、解禁されたティザーポスター、チラシは順次劇場に設置予定。

 アニメ映画『ふれる。』は、2024年秋全国公開。

映画『ふれる。』より主人公たちをつなぐ不思議な生き物“ふれる” (C)2024 FURERU PROJECT