スカーレットヨハンソンとチャニング・テイタムが初共演を果たした「FLY ME TO THE MOON(原題)」が、「フライ・ミー・トゥ・ザ・ムーン」の邦題で、7月19日から公開されることが決定。あわせて、予告編(https://youtu.be/sQROYtce1zM)が全世界一斉解禁された。

本作は、人類初の月面着陸に関する"ウワサ"から生まれた映画。人類初の月面着陸の舞台裏で起きていた"奇想天外"な極秘プロジェクトを描き出す。"争奪戦になるほどの脚本"を映像化したのは、「フリー・ガイ」のプロデューサーのグレッグ・バーランティ。ヨハンソンとテイタムのほか、ウッディ・ハレルソンが共演している。

1969年、アメリカ。ケネディ大統領が宣言した"人類初の月面着陸を成功させる国家的宇宙プロジェクト=アポロ計画"がスタートして8年――。人類の大きな夢は未だ成功ならず、米ソ宇宙開発競争で後れを取る中、失敗続きのNASAに対して国民の月への関心は薄れ、予算は膨らむ一方。この悲惨な状況をなんとかしようと、ニクソン大統領に仕える政府関係者モーを通してNASAに雇われたのは、PRマーケティングのプロ、ケリーだった。

このプロジェクトを全世界にアピールするためなら手段を選ばないケリーは、アポロ11号の宇宙飛行士たちを「ビートルズ以上に有名にする!」と意気込み、月面着陸に携わるNASAスタッフにそっくりな役者たちをテレビやメディアに登場させ、"偽"のイメージ戦略を仕掛けていく。

そんな彼女に対し、実直で真面目なNASAの発射責任者コールは反発するが、やり手のケリーは聞く耳を持たず、コールの代役まで雇ってしまう始末。しかし、ケリーの見事なPR作戦により、月面着陸は全世界注目の話題となり、盛り上がりはピークに。そんな時、モーからケリーにある衝撃的なミッションが告げられる。

「月面着陸のフェイク映像を撮影する!」

断ったら政府に消される。月面着陸のフェイク映像を撮影するという超極秘プロジェクト。早速ケリーはアームストロング船長の代役や撮影監督を雇い、厳戒態勢の中、NASAケネディ宇宙センター内部に作られた"嘘の月面"での撮影準備を進めるが…。「そんなことは絶対に許さない!」。仲間の月面着陸成功を信じて猛反対するコールと、偽の月面着陸制作に邁進するケリー。対立する2人の前に更なるトラブルやアクシデントが勃発する中、ついにアポロ11号は発射の時を迎え、月面着陸までのカウントダウンが始まった。

プロデューサーとしても名を連ねるヨハンソンは、PRマーケティングのプロ・ケリー役として出演。ケリーと敵対する実直なNASAの発射責任者コール役をテイタムが演じ、ニクソン大統領の側近として超極秘ミッションを企てる男・モーにハレルソンが扮している。

「フライ・ミー・トゥ・ザ・ムーン」は、7月19日から全国公開。

「フライ・ミー・トゥ・ザ・ムーン」