メーガン妃が3月に米ロサンゼルスの小児病院をサプライズ訪問した際、子ども達と撮影した写真にサインをしてプレゼントした。この妃の行動について、王室コメンテーターは「王室のルールを破っている」と指摘。キャサリン皇太子妃は過去に子ども達からサインを頼まれた際、代わりに絵を描いたことと比較した。王室メンバーは来客名簿や公的文書などに署名することがあるものの、偽造の可能性を懸念し、オートグラフ(直筆サイン)をしないというルールが適用されている。

メーガン妃は現地時間3月21日ロサンゼルスにある小児病院「Children’s Hospital L.A.(CHLA)」を訪れ、子ども達に絵本を読み聞かせた。

妃はアクティビティに参加するなどして、病院を利用する子ども達との交流を楽しんだ。帰り際にはポラロイドカメラでツーショットの撮影会を行うと、でき上がった写真に1枚ずつサインをして、子ども達にプレゼントした。

米メディア『Extra TV』の公式SNSでその場面が公開されると、王室コメンテーターのダニエラ・エルザー氏が、メーガン妃は王室のルールを破っていると指摘したのだ。

ダニエラ氏は、豪メディア『news.com.au』が現地時間3日に掲載した寄稿文で「王室メンバーはサインをしない」と記し、メーガン妃とキャサリン皇太子妃の行動を比較した。

皇太子妃は2023年、英ロンドンで開催された「チェルシーフラワー・ショー」の初日にサプライズ訪問し、英国内から集まった小学生による“チルドレンズ・ピクニック”に参加した

ダニエラ氏によると、その際に小学生の1人からオートグラフを求められて、「自分の名前は書けないけど、絵なら描けるわよ」と答え、花や木、植物のある池を描いたという。

さらに2人目の子どもからオートグラフを求められると、皇太子妃は「私の名前はキャサリンよ。サインを書くことは許されていないの。これはルールの一つなのよ」と説明したそうだ。

そしてダニエラ氏は、メーガン妃が子ども達とポラロイドカメラに向かってポーズを取り、写真にサインをする場面について、亡きクイーンマザー(故エリザベス女王の母)が大変驚いているだろうと揶揄した。

「ちょうどその時、クイーンマザーが墓の中で転がり、一緒に埋葬されることを主張した高い基準を倒してしまった。」

しかし、ダニエラ氏はメーガン妃の行動を批判するのではなく、王室に古くから伝わる伝統について「王室の存在がいかに滑稽であり、どれほど人為的に束縛されたものであるかを思い起こさせる」と懸念を示した。

キャサリン皇太子妃が正式な声明文を発表する際には、文書の最後に自身の名前の頭文字“K”のアルファベットを署名している。

王室メンバーは公文書や訪問先での来客名簿にシグネチャー(署名)をすることはあるが、オートグラフに応じることはない。

英メディア『Express.co.uk』によると、手書きのサインは偽造される恐れがあるため、すべての王室メンバーはオートグラフをしないという長年のルールが適用されているという。

メーガン妃はヘンリー王子と結婚する前の2018年1月、英ウェールズのカーディフを訪れた際、群衆の中にいたケイトリンちゃんという少女のサイン帳に「ハイ、ケイトリン(Hi Kaitlin)」とメッセージを記し、ハートとスマイリーの絵を添えた。

妃は自分の名前を記さなかったものの、当時のケイトリンちゃんは「ドキドキしました。王族からサインをもらうなんて初めて。みんなに嫉妬されるかも」と感激を語っていた。

画像は『Children’s Hospital L.A. Instagram「To round out the end of another great #MakeMarchMatter campaign, on Thursday, March 21st,」』『ExtraTV X「Meghan Markle, the Duchess of Sussex, put smiles on a lot of faces at Children’s Hospital Los Angeles with her visit for a very special story time!」』『The Prince and Princess of Wales Instagram「Picnic season is upon us,」』より
(TechinsightJapan編集部 寺前郁美)

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