ポラール・エレクトロ・ジャパンは、GPS搭載のアウトドアスポーツウォッチ新モデル「Polar Grit X2 Pro」「Polar Grit X2 Pro Titan」を4月中旬に発売します。

MILスペック準拠で基本性能を向上

最新のMILスペックであるMIL-STD 810Hに準拠。高・低気圧、高・低音への暴露、浸食、腐食などを含む厳しい条件への耐久性を実現しています。本体は100mの防水に対応します。

前モデル「Grit X Pro」と比較して、CPU速度は129%高速な275MHz、メモリー容量は36MB拡張した37MB、ストレージは0.64MBから大幅に増強した32GBと、基本性能を向上しています。GPSはL1とL5に対応するデュアルバンドGPSを採用し、さらに正確な位置情報を取得可能に。バッテリーデュアルバンドGPSと常時心拍計測モードで最大43時間、省電力モードで最大140時間の長寿命バッテリーを採用し、USB-Cケーブルによる急速充電に対応します。

進化した心拍センサーを搭載

前モデルに搭載した心拍センサー「Polar Precision Prime」から高精度に進化した「Polar Elixir」心拍センサーを搭載。LEDの品質向上と効率的な配置によりバッテリー消費効率を改善している他、光の漏れを抑えて腕の動きによる誤差を大幅に軽減しています。

低酸素トレーニングや高地トレーニングでのコンディションチェックに役立つSpO2(血中酸素レベル)の計測機能を新たに追加しています。トレーニング前後に計測することにより、身体の疲労度の把握が可能に。

夜間皮膚温センサーを新たに搭載。体調を把握できる他、女性の生理周期の確認にも利用できます。

ナビゲーション機能を強化

本体に無料の地形図をダウンロードして、オフラインの地図でルートの確認が可能。地図には道路や水路、建物、公園や等高線のデータが含まれ、アウトドアアプリ「komoot」と連携したリアルタイムのルートナビゲーション、GPXファイルの登録によるルート表示に対応します。

起伏のある地形でトレーニングする際、上昇と下降の正確な速度を計測する機能と、平均登坂速度(VAM)を計測できる機能を追加。リアルタイムでの速度を水平・垂直の移動から3Dで測定するため、より実際の移動距離に近い移動速度を算出できます。

komootなどサードパーティーアプリでルートを作成し、ウォッチ本体にルートを同期させることで「ブレッドクラムトレイル」の機能が利用可能。計画したルートを青、実際にたどってきたルートを赤で表示し、計画したルートを外れても通ってきたルートに引き返すことができます。

現在ポラールのオンラインストアで予約を受付中で、4月中旬から順次出荷・販売を開始予定。Grit X2 Proはカラーがナイトブラック、希望小売価格は12万1000円(税込)。「H10 N心拍センサー」とのセットは希望小売価格12万9800円(税込)。ベゼルにチタンを採用し、軽量で耐久性を高めた上位モデルのGrit X2 Pro Titanは、本体はチタンカラーで、レザーリストバンドシリコンリストバンドが付属します。希望小売価格は14万800円(税込)。

ポラールがSpO2や皮膚温の計測に対応したGPSアウトドアスポーツウォッチ「Polar Grit X2 Pro/Grit X2 Pro Titan」を4月中旬発売へ