改修後の内観
富山・石川地域で新築住宅・リフォームを手掛ける正栄産業株式会社（本社：富山県富山市、代表取締役：森藤正浩）は、築60年の古民家を高気密・高断熱・耐震性能アップした住宅へフルリノベーションしたモデルハウスを公開します。
今回は富山県知事政策局とともに、既存住宅の空家の改修で「ウェルビーイングな住宅」のプロトタイプとして作り上げました。2024年4月13日（土）にオープンし、内見会を開催いたします。
■官民連携のプロジェクト
富山県の「カーボンニュートラル戦略」の中で「ウェルビーイング住宅」を構想し、その普及の取組みの一環として、富山市内の築60年の住宅を高気密・高断熱（HEAT20 G2）な住宅にリノベーションし、その施工過程を県公式YouTubeにて発信する官民連携プロジェクトです。
富山県公式Youtubeより
プロジェクトの進行は富山県公式YouTubeにて定期的に発信されました。また、実際の富山型ウェルビーイングの住宅版を定義するため、県の検討委員会の方々と断熱施工後と完成後に内覧会を行いました。
断熱施工後、検討委員会の方々を交えた検討会
プレオープン時の検討会の様子
■コンセプト
公共交通の沿線沿いに建つ築60年の建物を高気密・高断熱化、耐震性能を向上させる事で古い家でもリセールバリューしやすく且つ住む方のヒートショック防止や省エネな暮らしを実現できるようにしました。
公共交通の沿線沿いという立地を活かして一家に数台のクルマ所有ではなく公共交通を利用した生活をしていく事で、クルマを所有する事で掛かる費用やリスクを小さくしました。
街中特有の少し小さい土地である事に関しては、自宅のお庭で遊ぶのではなく地域の公園などを利用する事で地域の資産を使い、街と共に暮らしていく事へのきっかけと捉える事もできます。
古くてコンパクトな住まいをリノベーションしていく事が自分らしく住まう事を考え直すきっかけになるのではないかと思います 。
間取りのビフォーアフター
■本物件の概要
ー活用用途：住居
ー物件形態：木造2階建
ー延床面積：27坪
ー築年数：約60年
ー交通：市電「大町駅」徒歩5分
ーURL：https://sho-ei.net/pj/2308renovation/
リノベーション前
周りには公園や学校など公共施設も近く利便性の良い立地です。
元となる建物は築60年の旧耐震基準で建てられた2階建、延床面積約27坪のコンパクトな建物です。
内装解体後
仕切りの多かった1階はオープンなLDK間取りに変更。2～3人のご家庭を想定した作りとなっています。格子を使い、緩やかに空間を区切り、天井は作らず、既存の太い梁を活かした開放的な空間にしました。
1階はLDKの他、水回りと和室のゲストルームを設けました。
2階は寝室とウォークインクローゼット付きの6.7畳の部屋が1つだけとなっています。
内装は1階床にセメントボードを使用しておりモダンな印象になっています。
2階の床材にはオーク材を利用しており、ナチュラルなくつろぎ空間になっています。
パースイメージ
パースイメージ
パースイメージ
パースイメージ
■性能Before After
気密測定
■プロジェクト協力体制
本プロジェクトを通じて県成長戦略の中心概念である「ウェルビーイング」を具現化しその普及を推進
R5.3月に策定した「カーボンニュートラル戦略」に『ウェルビーイングな家』を位置づけ。その普及を通じ、住宅部門におけるカーボンニュートラルを推進
担当：カーボンニュートラル推進課長 前山巌氏
富山県民間活力導入・規制緩和推進課
民間企業との対話を通じ民間活力を活かした事業創出や普及を推進
富山県土木部建築住宅課
上記戦略を受けて『ウェルビーイングな家』の定義を検討中。本プロジェクトで得られた課題・ノウハウ等を定義検討に活用
課長 大西哲憲氏
富山県広報課
本プロジェクトを県公式YouTube等により住宅取得予定者や工務店に向けてリアルタイムで発信し、高気密・高断熱リノベーション住宅の県内普及を推進
株式会社M's構造設計
「日本中の木造住宅を地震で倒壊させない！」を掲げ、「構造塾」運営をはじめとして、木造住宅の構造計算とその意義を日夜発信し続ける。今回のPJにおいてはリノベーション後の構造に問題がないかアドバイザー的に関わり、耐震補強における「耐震等級３レベル（評点1.5以上）」を実現。代表：佐藤実氏
正栄産業株式会社（当社）
本PJにおける、物件の確保、設計、施工管理を一手に担う。
担当設計士：白井慎太郎
■完成にともない、内見会を開催します。
オープン日：4/13（土）より
時間：9:00～17:00（水曜、第1、3火曜定休）
4/13（土）、（日）はオープンハウスにて開催。
以降、ご予約にて受付いたします。
配信元企業：正栄産業株式会社
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